ギターのTAB譜とは?記号から読み方まで

こんにちは!

シンガーソングライターの飯田正樹です。

Twitter @mizu_mizuchan

あなたは

TAB(タブ)譜ってなんだか分かる?

 

TAB譜って言うのは、簡単に言うと

ギター専用の楽譜みたいなものだよ。

 

楽譜って言うと、難しそうだけどさ。

TAB譜は

ギターの指板(左手の指で、弦を押さえる木製の部分)をそのまま再現していて

「どこをどう押さえればいいか」

が書かれているから

ちょっとしたコツさえ分かれば、簡単に読めるようになるよ。

 

今日は

TAB譜の読み方と、記号の意味について話していこうかな!

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TAB譜とは

さっきも言ったけど

TAB譜っていうのは、ギター専用の楽譜の事。

こういうやつね。

普通の楽譜との違いは

見ただけで、ギターのどこの弦を押さえて弾けばいいか

一目で分かるってとこ。

 

どういう事か、もっと簡単に説明するね!

 

 

普通の楽譜だと

「この曲は、どの音を、どれくらいの長さで弾くか」

って事しか、書かれてない。

これだと、難しい音楽理論や、ギターの詳しい知識がない人は

どうやってギターで、その音を弾けばいいか、分からないでしょ?

 

それに対して、TAB譜は

「このフレーズは、ギターではこうやって弾く」

って事が、記されてるんだよ。

 

ギタリストには

「楽譜は読めないけど、TAB譜なら読める。」

って人が、たくさんいる。

 

あ、僕もその1人です。笑

 

難しい知識がなくても、簡単に弾き方が分かるっていうのが

TAB譜の良さだと思うな。

 

ちなみに、TAB譜の名前の由来は

tablature(タブラチュラ)っていう言葉みたい。

これは、弦楽器専用の譜面の書き方って意味なんだって!

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TAB譜を読む前の基礎知識

早速、TAB譜の読み方を解説!

 

と、いきたい所なんだけど

その前に、2つだけ覚えておいてほしい事がある!

 

この2つが分からないと、これから何を話してるのか

まったく理解できなくなっちゃうから、見ておいてね!

簡単だからさ。笑

ギターの弦の数え方

1つ目は、ギターの弦の数え方。

 

ギターには、通常6本の弦が張られていて

太い弦の方から順番に

6弦、5弦、4弦、3弦、2弦、1弦

って、細くなっていくのね。

 

何弦が、どれなのか分かってないと

どの弦を押さえていいのか分からないから、覚えといてね!笑

フレットの数え方

2つ目は、フレットの数え方ね。

ギターは指板に配置されてる

「フレット」っていう金属のバーに弦を押し付けて、音程を得るのね。

 

フレットは

ギターのヘッド(先端の部分)側から

1フレット、2フレット、3フレット

って数えるよ。

画像で説明すると、こんな感じ!

 

あ。

どのフレットも押さえないで、音を鳴らす弦の事は

「開放弦」

って言うよ!

開放弦は、TAB譜上だと

「0」で表記されるから、覚えておいてね。

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TAB譜の読み方

よし、TAB譜の読み方について

解説するよー!

 

最初の方に

TAB譜は、指板を再現してるって書いたよね。

 

こういう事ね。

どう?まんまでしょ?笑

 

で、更に

TAB譜には

「何弦の何フレットを押さえる」

って事が、記されてる。

この場合だったら

「5弦の2フレット、4弦の4フレットを押さえる」

って事ね。

 

ギターってさ。

左手で弦を押さえて、右手で音を鳴らす楽器だから

「どこを押さえるか」

って事が簡単に分かるのは、かなり便利だよね!

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TAB譜の記号

ここでは

TAB譜で使われる、記号について解説していこうかな!

 

種類がいくつかあるんだけどさ。

それぞれが、チューニング(調律)だったり

ギターの奏法を表してるよ。

 

一つずつ、見ていこうか!

チューニングの指定

TAB譜によっては

ギターのチューニングが指定されてる場合がある。

こんな感じね。

例えば、この場合だったら

ギターのチューニングを、半音下げるよって事。

 

半音下げチューニングについては

こっちの記事を読んでみてね!

ギターの半音下げチューニングのやり方

チョーキング

TAB譜上で、こんな感じで

「cho」とか「C」って記号があるんだけどさ。

これは

この弦をチョーキングをするって意味だよ。

チョーキングっていうのは

ギターの弦を指で引っ張り上げて、音程を高くする奏法ね。

 

ちなみに

チョーキングを表す記号には、他にもいくつか種類があってさ。

例えば

「H・C」は、半音チョーキング(基本のチョーキングは1音)で

「1H.C」は、1音半チョーキングを表すよ。

「D」は、チョーキングダウン(引っ張った弦を元に戻して、音程を下げる事)だよ。

 

チョーキングのやり方や、コツについては

こっちの記事で詳しく書いてるよ!

顔で弾くギター!チョーキングのやり方と種類を紹介

スライド/グリッサンド

TAB譜上に出てくる

「s」って表記は「スライド」を

「g」は「グリッサンド」を表してるよ。

スライド、グリッサンドっていうのは

弦の上を左手の指を滑らせて、滑らかに音階を駆け上がったり、駆け下りる奏法。

この場合なら

3弦の4フレットから、6フレットまでスライドするって事ね。

スライドとグリッサンドって

同じようなテクニックなんだけど、ちょっとだけニュアンスが違うんだ。

 

こっちで詳しく書いてるから、気になる人は読んでみてね!

指を滑らせる!ギターのスライド、グリッサンド奏法について

ハンマリング/プリング/トリル

TAB譜上に出てくる

「h」は「ハンマリング」を

「p」は「プリング」を

「tr」は「トリル」っていう奏法を表してるよ。

この3つの奏法は

弦を押さえる左手だけを使って、音を出す

ちょっと特殊な奏法なんだ。

 

指を弦に叩きつけて、音を出すのが、ハンマリング。

弦に指をひっかけて、音を出すのが、プリング。

ハンマリングと、プリングを、繰り返して連続で行うのが、トリル。

 

詳しいやり方は、こっちの記事で解説してるよ!

ハンマリング、プリングオフ、トリル!ギターの小技!

ミュート

TAB譜上に出てくる

「M」は、ミュート(音を鳴らさない状態)を表してるよ。 

この場合だったら、5弦の3フレットをミュートするって事ね。

 

ミュートには、2つ種類があって

弦を押さえる左手を使う、ミュートと

右手を使う、ブリッジミュートっていうのがある。

 

ブリッジミュートについては、こっちの記事で書いてるよ!

ロックギターに必須!ブリッジミュートのやり方を紹介

ビブラート

TAB譜上に出てくる

「vib.」は、ビブラートを表してるよ。

指で弦を上下に動かして、ギターの音程を細かく揺らすテクニック。

この場合だったら、2弦の2フレットの音に、ビブラートをかけるって事。

 

ビブラートについては

こっちの記事で詳しく書いてるよー!

ギターのビブラート奏法のやり方とコツ

ハーモニクス

TAB譜上に出てくる

数字が四角で囲まれた「Harm.」は、ハーモニクスを表してるよ。

ハーモニクスっていうのは

通常では出ないような高音(倍音)を出すギターの奏法の事。

ハーモニクスには、いくつか種類があって

ここで説明するには、結構長くなっちゃうから

こっちの記事を読んでみてね!

ギターのハーモニクス奏法の種類とコツ

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まとめ

今回は

TAB譜についてのお話だったけど、どうだったかな?

 

今回の話を簡単にまとめると

 

・TAB譜とは、ギター専用の譜面

・TAB譜は、ギターの指板をそのまま再現している

・TAB譜は、見ただけで、ギターのどこを押さえればいいか分かる

・TAB譜上で使われる記号は、チューニングや、奏法を表している

 

って事だったよね。

 

楽譜って、ハードル高い感じするよね。

最初の方にも言ったけど、僕は未だに楽譜読めないし。

10年以上もギター弾いてるのに。笑

 

でも、TAB譜のおかげで

なんとかギターが弾けてます。笑

 

この記事が、あなたの役に立ったならうれしいです。

 

 

それじゃ

今回はこのへんで!

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

 

飯田正樹

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