ギターの半音下げチューニングのススメ

こんにちは!

シンガーソングライターの飯田正樹です。

Twitter @mizu_mizuchan

今日は

ギターのチューニングのやり方の1つ「半音下げチューニング」について紹介しようと思う。

 

めちゃめちゃ魅力のあるチューニング方法だから、ぜひオススメしたくて!

ちなみに、僕の持ってるギターは、アコギもエレキも全部、半音下げにチューニングしてます。

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半音下げチューニングってなに?

そもそも半音下げチューニングって何かって話をすると

普通、ギターのチューニングをする時、1番太い弦(6弦)から順番に

6弦=E(ミ)、5弦=A(ラ)、4弦=D(レ)、3弦=G(ソ)、2弦=B(シ)、1弦=E(ミ)

ってチューニングするのね。

これをレギュラーチューニングっていいます。

 

対して、半音下げチューニングは

6弦=E♭(ミ♭)、5弦=A♭(ラ♭)、4弦=D♭(レ♭)、3弦=G♭(ソ♭)、2弦=B♭(シ♭)、1弦=E♭(ミ♭)

ってチューニングする。

 

「♭(フラット)」っていうのは、半音低いって事を示す記号ね。

逆に、半音高いは「♯(シャープ)」って記号を使う。

 

で、話を戻すけど

半音下げチューニングは、レギュラーチューニングより、それぞれの弦を半音低い音にチューニングするんだよね。

 

半音下げで演奏する曲のTAB譜(ギター用の簡単な楽譜みたいなもの)には「Half Step Down Tuning」って書かれてたりするよ。

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半音下げチューニングの目的

なんでわざわざ音下げてチューニングをするかって事なんだけど

ギターを半音下げにチューニングにする事で

「簡単に、原曲よりも半音低いキーでギターを弾く事ができる」

からなんだよね。

 

キーっていうのは、曲全体の高さ(音域)のこと。

曲のキーは、その曲を歌う歌手の得意な音域に合わせて作られてる。

でも、得意な音域は人によって全然違うんだよね。

分かりやすいのが、男性と女性。

たとえば、男性ボーカリストの曲は、多くの女性ボーカリストにとってはキーが低すぎて歌いにくい。

逆に、女性ボーカリストの曲は、多くの男性ボーカリストにとってキーが高すぎて歌いにくいもんだよね。

別に異性じゃなくて、同姓でも人によって得意な音域は全然違う。

だから、他人の曲をカバーする時、どうしても歌いにくい事がある。

 

そこで、曲全体のキーを変えることで、原曲のメロディーはそのままで、自分の歌いやすい音域にする事ができる。

「ド・レ・ミ」というメロディがあったら、キーを1つ(半音1つ分)上げると、「ド♯、レ♯、ファ」になる。

2つ上げれば「レ・ミ・ファ♯」になる。

逆に、キーを1つ下げれば「シ・レ♭・ミ♭」

2つ下げれば「シ♭・ド・レ」になる。

実際、カラオケにも「キーの調整機能」ってのがあるじゃない?

あれと同じで、歌いにくい曲を自分の歌いやすい音域に変える事ができる。

 

例えばさ、ギターの弾き語りをしている時「あれ?この曲、ちょっと音程が高くて歌いづらいなぁ。」と思う事ないかな?

僕自身も声が高い方じゃないから、自分以外のアーティストの曲をカバーする時に、そう思う事がよくあって。

そういう時、ギターのチューニングを半音下げておけば、曲全体のキーが1つ下がる。

レギュラーチューニングで演奏するより、楽に歌えるんだよ。

もしレギュラーチューニングと同じキーでやりたければ、カポタスト(ギターのキーを調整する器具。ギターのキーを任意のキーに設定する事ができる。ただし、上げる事はできても、下げる事はできない。)を1フレットに装着すればいいしね。

 

だから、半音下げチューニングにする目的は

レギュラーチューニングより幅広いキーに対応しやすい

って事かな。

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半音下げチューニングのやり方

じゃ早速やってみよう!

って言われても、はじめてやる場合は分からないよね。

僕も最初はそうでした。笑

 

ギターをチューニングする時、みんなチューナーを使ってると思うんだけど

チューナーのモード切替で半音下げモードがある場合はそれを使う。(♭マークが付いてたりする。チューナーによってはこの機能がない場合もある。)

 

もし、その機能がない場合は

1フレットを押さえながら、各弦をレギュラーチューニングする時と同じように

6弦=E(ミ)、5弦・A(ラ)、4弦=D(レ)、3弦=G(ソ)、2弦=B(シ)、1弦=E(ミ)に合わせる。

 

1フレットを押さえながら弾くと、半音上がるから、それを「ミ・ラ・レ・ソ・シ・ミ」に合わせれば、フレットを離した時に半音下がる。

つまり「ミ♭・ラ♭・レ♭・ソ♭・シ♭・ミ♭」になる。

これで半音下げにチューニングする事ができるよ。

半音下げチューニングのメリット

ギターのチューニングを半音下げにするメリットはたくさんあって

・レギュラーチューニングより幅広いキーで演奏できる。

・弦の張力が弱まる事によって、より少ない力で弦を押さえやすくなる。

・低音が豊かな音になる。

・ギターへの負担が減る。

簡単に思いつくだけでもこんなにある!

 

さっきも言ったけど、半音低いキーで演奏できるっていうのは大きな強みだと思う。

カポタストを使ってキーを上げるのは簡単だけど、下げるのは大変だからね。

半音下げチューニングにしてれば、どちらにも対応できる。

 

あと、弦の張力が弱まるから、弦を押さえやすくなるっていうのも大きなポイントかな。

「F」とか「B」みたいに、「バレーコード」っていう指1本で複数の弦を同時に押さえる弾き方の時も、かなり楽に押さえられるようになる。

これ、結構大きなポイントだと思う。

 

半音下げにする事で、低音が豊かになるってのも大きなメリットだと思う。

アコギでやると分かりやすいかなと思うんだけど、レギュラーチューニングとは結構音の雰囲気が変わる。

音が重くなるって言うか、少しずっしりする感じ。

この方が落ち着いてて、僕は好きです。

ちなみに、メタルとかハードロックのギタリストは半音どころか、1音とか、1音半下げてチューニングしてるよ。

 

そしてもう1つ忘れちゃいけないのが、ギターへの負担が減るって事。

レギュラーチューニングでギターにかかる張力を調べてみたら、一般的な太さの弦(.012-.054のセット)で

1弦 約10kg

2弦 約10kg

3弦 約10kg

4弦 約13kg

5弦 約12kg

6弦  約11kg

もかかるんだって。ギターにものすごい負担がかかってるんだよね。

 

で、半音下げるとこの負担はかなり減る。

具体的に数値で表すと

1弦 約9kg

2弦 約9kg

3弦 約9kg

4弦 約11kg

5弦 約10kg

6弦  約10kg

レギュラーチューニングと比べると、6kg近くも負担が軽くなる。

ギターにやさしいって事も、半音下げのメリットだと思う。

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半音下げチューニングのデメリット

半音下げチューニングにした時のデメリットってのもいくつかあって。

・カポタストを持ってない場合、レギュラーチューニングで演奏する曲の演奏が困難。

・ギターをレギュラーチューニング用に調整してある場合、張力とのバランスが崩れてしまう事がある。

・半音下げチューニングのギターに慣れていると、レギュラーチューニングのギターを弾きづらく感じる事がある。

・張力の変化から、ギターの高音が弱まる。

当然、良い事ばかりってだけじゃないんだよね。

 

まず、半音下げにチューニングしたギターでレギュラーチューニングで演奏する曲を弾く時。

カポタストを持ってれば、1フレットに装着するだけで問題ないんだけど、もしカポタストを持ってない場合は、そうとう大変になる。

全部、半音上げて弾く事になるからね。バレーコードのオンパレードだよ!

ちなみに僕はバレーコード苦手です。笑

 

あと、レギュラーチューニング用にセッティングしてあるギターの場合、半音下げにチューニングするとバランスが崩れる事がある。

どういう事かと言うと

弦の張力に引っ張られる力に対して、それに負けないように、ギター側で調整をして、バランスをとってるのね。

このバランスが崩れると、音がビビる(ギターを弾いた時にビリビリとした異音が混じる事)事があったり、音が詰まってうまく鳴らなくなったりする。

ギターには常に弦の張力の負荷がかかってて、チューニングを変えればその負荷が変わるっていうのはさっきも書いたよね。

だから、チューニングを変えて張力が変われば、それに合わせてギターの調整もしなきゃいけないって事なんだ。

 

それと、よくあるのが

半音下げのギターに慣れてると、レギュラーチューニングのギターを弾いた時に「うわ。テンション(弦の張力)キツいな。」ってなると思う。

だから、楽器屋さんでギターの試奏させてもらう時とか、店員さんがレギュラーでチューニングしてくれたのを、自分で半音下げになおしたりする事もある。笑

 

あとはさっきメリットで上げた、音の雰囲気が変わるってやつなんだけど、これがデメリットになる事もあるんだよね。

半音下げは弦のテンション(張力)が弱くなるから、レギュラーチューニングと比べると、どうしてもちょっと高音が弱くなる。

ちょっと肩の力が抜けた音って言うか。音のハリが弱くなるんだよね。

これも実際に試してみると、よく分かると思う。

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半音下げチューニングのアーティスト

ここで、実際に半音下げチューニングで演奏してるアーティストを紹介!

まずはBUMP OF CHIKEN。

 

2000年代初頭に発売された、この大ヒット曲も半音下げチューニングで演奏されてる。

なにを隠そう、彼らのこの曲のギターが半音下げだったから、自分も半音下げチューニングを試してみようと思ったんだよね。笑

 

次にTRICERATOPS。

この動画を見てもらえれば、半音下げチューニングの音の雰囲気が伝わると思う。

ちょっと「ゴワーン」とした、独特の重めのサウンド。

僕が完全に半音下げチューニング派になったのはこのバンドの影響。1番コピーしたバンドです。

最後は半音下げチューニングの生みの親と言われてる、ジミヘンこと、JIMI HENDRIX。

ギタリストなら知らない人はいないんじゃないかってくらいの超有名ギタリスト。

やっぱりこの雰囲気は半音下げじゃないと出ないのかなぁと思う。

ジミヘンがどういう経緯で半音下げチューニングにしたのかは分からないけど

この人がいてくれたおかげで、この記事を書く事ができてるから、感謝しないとね。笑

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まとめ

半音下げチューニングの魅力って

 

・低いキーの曲にも対応できる。

・弦を楽に押さえる事ができる。

・ギターへの負担が少ない。

・低音の響きが豊かになる。

 

この4つが最大の魅力かなって思う。

僕はそこに魅力を感じてるから、ずっと半音下げでギターを弾いてるし、人にもオススメしてる。

 

いつもレギュラーチューニングの人も、1度試してみてほしいな。半音下げチューニング。

チューニングを半音下げるだけだから、簡単にできるし、自分に合わなかったらすぐに戻せるからさ。笑

 

 

それじゃ

今日はこのへんで!

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

飯田正樹

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