こんにちは!
シンガーソングライターの飯田正樹です。
Twitter @mizu_mizuchan
歌を歌う時、つい無理をして高いキー(曲全体の音域)で歌おうとする事ってないかな?
カラオケに行った時とか、カバー曲を演奏する時に
「原曲のキーと同じ高さじゃないと」
って思ってる人、結構いると思うんだよね。
なぜそう思うかって、僕自身がそう思ってたから。笑
「この人と同じように高音で歌いたい!絶対に原曲キーで歌いたい!」って。
キーを下げて歌う事をかっこ悪いと思ってた。
でも、そんな事は全然なくて。
むしろ、自分に合わないキーで無理やり歌ってる方が全然かっこ悪いんだよ。
それに気付くのに、だいぶかかったけど。笑
今日は
自分に合ったキーで歌う事の大切さについて、話をしていこうと思います!
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無理をして歌うと喉を壊す
まずね、無理して自分に合わないキーで歌うのはやめた方が良い。
なんでかって
自分に合わないキーで歌う=喉に負荷をかける
って事だから。
例えば、カラオケに行った時、原曲を歌ってるアーティストが高音で歌ってるからって、自分もそれに合わせて無理矢理に高音を出したり。
こうやって喉に負荷をかけ続けると、喉を壊しかねない。
喉を壊してしまうと、最悪の場合、声が変わっちゃったりもするんだよ。
ボーカリストにとって
「自分の声=世界に1つだけの楽器」
なんだって事を忘れないでほしい。
他に代わりはないんだよ。それを壊すような事しちゃダメだよね。
僕は、曲のキーって靴のサイズと同じようなもんだと思ってて。
どんなにカッコ良い靴でも、自分に合わないサイズのじゃ靴ズレを起こしちゃうでしょ?
それと同じ。
自分に合ったキーで歌うって事は
自分に合ったサイズの靴を履きましょうって事!
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力みすぎても伝わらない
そもそも曲のキーっていうのは、その曲を歌う歌手の得意な音域に合わせて作られてるもんなのね。
男性と女性で違うのはもちろん、同姓でも人によって得意な音域は全然違う。
だから、自分が得意なキーで歌えばいい。
無理して他人と同じキーで歌う必要なんてないんだよ。
ないはずなんだけど
歌ってる側は、無理してでも高いキーで歌いたがりがちなんだよね。
高いほうが偉い理論って言うか。オリジナルのキーで歌えた方がすごいみたいなやつね。
あれ、なんだろうね。過去の自分にも問いたい。笑
力んで無理やりだした声って、聞いてる方は疲れちゃだけなんだけどね。
それに気付けなかったんだよなぁ。
大体さ、誰かに何かを伝える時って、力みすぎちゃダメだと思うんだ。
例えば、好きな人に告白するとして
大声で「お前が好きだー!!」
って言うより
落ち着いて「君の事が好きなんだ。」
って言ったほうがしっかり伝わるよね?
まぁ
なんで告白の話に例えたかは置いといて。笑
勢いや力に任せても、スッキリするのは自分だけで、相手には伝わらない。
これ、歌でもまったく同じだと思うのね。
無理して力んで高いキーで歌うよりも、自分に合うキーで余裕を持って歌ってる方が、絶対に伝わる。
楽曲の魅力とか世界観を伝えるには、自分に余裕がなくちゃ伝えられないと思うんだよね。
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自分に合ったキーの見つけ方
「じゃあ、自分に合ったキーってどうやって見つけるの?」
って思うよね。
自分に合ったキーを見つけるには
1つの曲を色んなキーで歌ってみる
って方法が良い!
カラオケだったら、リモコンに付いてるキーコントロールでいくらでも変えられよね。
ギターならカポタスト(ギターのキーを調整する器具。ギターのキーを任意のキーに設定する事ができる。ただし、上げる事はできても、下げる事はできない。)を1フレットずつズラしていくだけだから、これもわりと簡単にできる。
鍵盤の場合は…
ごめん。専門外だ。笑
自分に合ったキーを探す時
まずは、少し低いくらいのキーから始めるのがおすすめ。
「ちょっと低すぎて歌いづらいなぁ。」
と思ったら、キーを半音上げて歌ってみる。
それでもまだ低く感じたら、また半音上げてみる。
さっきより高くて歌いづらかったら、半音下げる。
その繰り返し。
そうやって、少しずつキーを上げ下げしていると、自分が1番歌いやすいキーが分かってくると思う。
僕は自分に合うキーを探す時
「曲の中で1番の高音が、声を張り上げなくても出るくらい」
っていうのを、判断基準にしてます。
声を張り上げなくてもって所がポイントね。
少しでも無理があると思ったら、キーを半音下げてみる。
さっきも言ったけど、無理してがんばって歌っても、聞いてる方は聞きづらいからね。
自分は全力で声を張り上げた方が気持ちよかったりするんだけど、そこはグッと堪える。
無理してなんとか出せるような高音は使わない。
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まとめ
・無理して自分に合わないキーで歌うと喉を壊してしまう事がある。
・力んで高音で歌っても、聞き手には聞きづらいだけ。
・自分に合ったキーの探し方は、1つの曲を色んなキーで歌ってみる。
自分に合ったキーで歌う事で、楽曲の魅力も、自分の声の魅力も最大限に発揮できる。
歌は、曲の世界観をしっかり表現する事が第一だし、無理をしない事で喉への負担も最小限に止める事ができるからね。
あなたも自分に合ったキーを探して、歌ってみてください。
無理して高いキーで歌うより、きっと心地良く歌えるはず!
がんばって歌っちゃダメだよ!
これ、今でも僕が自分に言い聞かせてる事です。笑
それじゃ
今日はこのへんで!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
飯田正樹