アコースティックギターのピックアップの選び方

こんにちは!

シンガーソングライターの飯田正樹です。

Twitter @mizu_mizuchan

 

アコースティックギターでライブをする時、スピーカーから音を出すためには

マイクで生の音を拾うか、もしくはピックアップ(振動を電気信号に変換する機材)を使って、音を送る。

生の音を拾う場合、マイクの前で演奏しなきゃいけない。

これだと、ステージでの動きが制限されちゃうよね。

でも、ピックアップを使用すれば、ステージ上で自由に動き回る事ができる。

 

だけどさ

ピックアップを使って、スピーカーから出てくる音を聞いて

「あれ?生の音と全然違う・・・。」

っていう悩みを持ってる人はたくさんいると思うんだ。

「生音ではすごく良い音がするギターなのに、ライブでは満足いく音が出せない。」

僕自身、この問題にかなり頭を悩ませた。

せっかく気に入ってるギターなのに、ライブで本領発揮ができないんじゃもったいないよね。

 

けどさ

アコギのピックアップって高額な物が多いし、気軽に購入できるものじゃない。

しかも、ギターとピックアップの相性があるから

実際にギターに取り付けてみないと、どんな音がするか分からない。

 

僕も自分のギターの生音をライブで再現したくて

10万円以上使って、いくつもピックアップを買ってきたよ。

それでも思ったような音が出せなくて、ずいぶん悩んだなぁ。

「あれもだめ!これもだめ!」

って。笑

 

そうやって「生音に限りなく近い音」を求め続けて

自分なりに色々とピックアップについて調べたり、試したりして、たどり着いた答えがある。

それは

「複数の種類のピックアップを混ぜる」

っていう事なんだ。

 

この答えに辿り着いて、ライブでも理想通りの音を出せるようになったよ。

PAさん(ライブの音響担当のスタッフ)や

他のミュージシャンからも

「めっちゃ音良いね。どういうピックアップ使ってるの?」

って聞かれる事も増たね。

 

今回は

生音に限りなく近い自然な音を出すための

おすすめのピックアップの組み合わせを紹介するね!

アコギのピックアップの種類、メリット、デメリット

いくつかのピックアップを組み合わせるって言ったけど

まずは

アコギのピックアップの種類を紹介しよっかな。

 

アコギのピックアップは、大きくわけると

・インブリッジピエゾ

・マグネット

・コンタクトピエゾ

・小型コンデンサーマイク

この4つがあるのね。

 

それぞれのピックアップには、メリット、デメリットがある。

1つずつ見ていこっか!

インブリッジピエゾ

インブリッジピエゾは

ブリッジサドル(弦を止めてる部分)に敷いたピエゾ端子(圧力を加える事で電流を発生する圧電素子)から

弦の振動を直接拾うピックアップ。

 

ギターの振動をピックアップが拾う→スピーカーから音が出る→スピーカーから発せられた音をピックアップが拾う

っていう繰り返しから発せられる異音

「ハウリング」にも強い。

音質は、高音が強調された硬い音になりがちな傾向があるね。

弦振動以外の音(ボディを叩く音など)も、多少は拾う事ができるよ。

マグネットピックアップ

マグネットピックアップは

エレキギターと同じ方式(弦振動をマグネットで拾う)で音を拾うピックアップ。

マグネットピックアップの最大のメリットは

ハウリングに強いって事だね。

 

でも、エレキギターと同じ方式で音を拾ってるわけだから

アコギ本来の空気感のある音とは違ったものになりがちなんだよね。

弦振動以外の音は拾う事ができない。

コンタクトピエゾ

コンタクトピエゾは

ボディに直接貼り付けるピックアップ。

最大の特徴は、ボディ振動そのものを直接拾う事ができること。

ボディを叩く音もしっかりと拾う事ができるよ。

 

デメリットは

張り付ける位置によって音がかなり変わってしまう事と

マグネットやインブリッジピエゾと比べると、弦振動を拾いにくい事だね。

小型コンデンサーマイク

小型コンデンサーマイクは

実際の生鳴りをマイクで集音するピックアップ。

 

やっぱりマイクだからさ、1番自然で空気感のある音が出せるんだよね。

デメリットは

極端にハウリングに弱いって事かな。

デュアルピックアップシステム

さっき

それぞれのピックアップにメリット、デメリットがあるって話はしたよね。

そこで

僕がおすすめするのは

複数のピックアップを組み合わせる事で、それぞれの欠点を解消する

って事なんだよ。

これを「デュアルピックアップシステム」って呼ぶんだ。

 

どんな組み合わせにしたらいいか

参考までに、実際に僕のアコースティックギターに搭載しているピックアップを紹介するね。

 

まず1つ目は

セイモアダンカンの「SA-6」

っていうピックアップ。

このピックアップはマグネットピックアップなんだけど

本体の裏にコンデンサーマイクが搭載されてて、マグネットの音にコンデンサーの音を足す事ができる。

これがかなり便利な機能でさ

生音に近い自然な音を出力する事ができるんだよ。

 

ただ、1つだけ欠点があって。

それは、ギターのボディを叩いた時の音に迫力がないという事。

これはコンデンサーマイクがサウンドホールの中央にある事が原因で。

ボディを叩いてバスドラムやパーカッションの様な音を出そうとしても、どうしても輪郭がクッキリと出てこない。

ボヤけちゃうんだよね。

 

その欠点を補う為に、もう1つピックアップを組み合わせてる。

 

2つ目のピックアップは

「きいろCity」

っていう

個人製作でピックアップを作られている方の、コンタクトピエゾ。

これをボディ表面の裏側2箇所に貼り付けて、ボディを叩いた音を拾ってるんだ。

Processed with Rookie Cam

(赤丸の印の裏に貼り付けてある。)

この2つ(SA-6はマグネットとコンデンサーの複合マイクだから、実質3つ)のピックアップを

ステレオ(2系統)で出力して

足元のプリアンプ(ピックアップの音質を変える事ができる機材)でバランスを取って、スピーカーに出力してる。

それぞれのピックアップの欠点をそれぞれが補う事で、生音にかなり近い音を出せるんだよ。

 アコースティックギター本来のサウンドを求めて

「複数のピックアップを組み合わせる」っていう方法は

弦の鳴り、ボディの鳴り

そしてボディを叩いた時の音を

自分のプレイスタイルに合わせて、好きなバランスで出力できる事が最大の利点。

 

こうする事で

アコギ本来の音を、ライブでも再現する事ができるんだよね。

もう

「ライブだと音がイマイチで…」

なんて思う事もなくなる。

 

せっかくのお気に入りのギターだからね

ライブでもその音を存分に発揮したいじゃん。

それにはやっぱり

デュアルピックアップシステムが1番だと思うんだよね。

 

あなたも

自分のプレイスタイルに合ったピックアップの組み合わせを

見つけてくれたらうれしいよ。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

 

飯田正樹

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