こんにちは！
シンガーソングライターの飯田正樹です。
Twitter @mizu_mizuchan
前回のレッスンでは
「作詞をする前に、曲の土台となるコード進行を決めよう！」
というお話をしました！
僕のサンプル演奏の中で
お気に入りのコード進行は見つかりましたか？
今日のレッスンでは、そのコード進行の上で
作詞を進めていきたいと思います！
と言っても
「何から書けばいいのか…。」
と悩む人は多いと思います。
僕もそれが分からなくて、ひたすら歌詞を書いては、消してという事を繰り返していました。
だけど
作詞の正しい手順を知っていれば、「何から書けばいいか分からない」という悩みはなくなります。
そして、自由に作詞をする事ができるようになるんです！
今日は
初心者でも作詞をスムーズに進める為には
まずは、これを決めましょう！というレッスンです。
作詞の手順
まず最初に、作詞の手順を解説していくね！
正しい手順を知る事で
「何から始めればいいか分からない…。」
と悩む事もなくなります！
伴奏を聞きながら、テーマを決める
作詞をする時、最初にやるのは
テーマを決めるという事です！
これが、作詞の基本です。
まずは、コード進行の伴奏を聞きながら
・どんなテーマにしようか
・どんなイメージが浮かぶか
考えてみてください。
そこで浮かんだものが、作詞のテーマになります！
テーマと言っても、そんなに難しく考えないでくださいね。笑
例えば
友情、恋愛、喜び、悲しみ、切なさ
旅立ち、別れ、出会い、すれ違い
街の風景、季節、空…etc
作詞のテーマに出来るものは、たくさんあります。
別に壮大なものじゃなくていいし、身近な事でもいいです。
テーマが決まっていなかったり、曖昧なままだ
何を伝えたい歌詞なのか、聞き手に伝わらなくなっちゃうので
まずは絶対に、テーマを決める事から始めましょう！
テーマの深堀りをする
テーマが決まったら、次はそれを深堀りをしてみましょう！
テーマの深堀りっていうのは、こんなイメージ！
テーマを更に絞るイメージですね。
例えば、「恋愛」というテーマに決めたとしても
それは両想いなのか、失恋なのか、分かれた恋人への未練なのか。
憧れの人への言えない片思いなのか、かみ合わない恋人とのすれ違いなのか。
色んな恋愛のパターンがありますよね。
だから、「恋愛」をテーマに選ぶとしたら
「どんな恋愛をテーマにしたいのか？」
それをよく考えてみてください。
これが、テーマの深堀りをするという事なんだよね。
これをしっかりとやらないと
あまりにもテーマの幅が広すぎて
何を歌いたい曲なのか分からなくなっちゃうんですよね。
テーマの深堀りをしっかりする事で
歌詞の世界観、方向性が明確になって、作詞がしやすくなります。
なんかこれって、料理にも似てる気がしてて。
お腹が空いた時、何を作ろうか考えて
「よし、今日はパスタを作ろう！」
って決めたとする。
そしたら、どんな味付けにするか悩むよね。
「濃厚なクリーム系かな？いや、辛口のオイル系も捨てがたい。
さっぱりとした和風もいいな。やっぱり定番のトマト系で…！」
みたいな感じでさ。
作詞も、まったく同じです。
大まかなテーマを決めたら、更にそのテーマを深掘りして、歌詞の方向性を決めるんです。
テーマの深堀りをしたら、それに関連するワードを集める
テーマの深堀りが終わったら、それに関連するワードを集めます！
例えば、実際に僕が作詞をした時の例を挙げると
まず、「星空」「夜空」というものを、テーマにしました。
そして、それを深掘りして
「大好きな人とさよならした夜に見た星空」
というものに設定しました。
これに関連するワードで、僕が集めてきたのは、こんな感じ。
「月」「煌めく星たち」「僕と君の儚い絆」
「揺れる心」「僕は独りだ」「会いたくなる」
などなど。
こんな風に、深掘りしたテーマに関連するワードを
バーっと書き出してみてください！
実際にそれを歌詞に使うか、使わないかは
あとで判断するので、とにかく思いついたワードを
たくさん書き出してくださいね！
これも、料理で例えてみます。
「よし！今日はトマトソースにしよう！」
と決めたとします。
そしたら、今度は具材を選びますよね。
ベーコン・玉ねぎ・ミニトマト・ほうれん草・ナス・ツナ・豚肉…
上げ出したらキリがないですけど。笑
たくさんの具材の候補の中から、相性が良いものを組み合わせるでしょ？
作詞もこれとまったく同じです。
さっき言った、深掘りしたテーマに関連するワードっていうのは
この具材候補達なんですよ。
だから、全部使う必要もない訳だし、とりあえずは思いつくだけ
書き出す事が重要なんですよね。
次のレッスン、STEP4では
歌詞の世界観を作りこんでいきます！
少しだけレベルの高い内容なので、STEP3までをしっかり理解してから
STEP4に進んでくださいね！