シンガーソングライターの飯田正樹です。
Twitter @mizu_mizuchan
作詞や作曲を始めてみたいと思った時
「曲を先に作ればいいのか、歌詞を先に作ればいいのか、どっちなんだろう…?」
と悩んでしまって、始められない人は多いと思う。
実際、僕自身も最初はどっちから作ればいいのか分からなかったからね。
悩んでしまう気持ちはよく分かります。
なので、今回は作詞と作曲はどっちから作ればいいのかを解説していきます!
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もくじ
作詞・作曲どっちが先でもOK
まず初めに答えから言ってしまうと
曲作りには
“作詞・作曲どっちを先に作るのが正しい”
という絶対的な正解はないんだ。
僕の周りのミュージシャンや、僕の生徒さんでも、人によって作り方はバラバラ。
つまり、詞が先でも、曲が先でも、その人に合った曲作りの方法で作るのが正解なんだ。
ちなみに、作詞から作るのを「詞先」、作曲から作るのを「曲先」って呼びます。
詞先・曲先のメリットとデメリット
曲の作り方として、詞先でも曲先でもいいんだけど
それぞれにメリットとデメリットがあるから、それをこれから解説していくね!
詞先のメリット
詞先は、メロディーに文字数を縛られる事なく
自分が書きたい歌詞が書ける事が最大のメリット。
歌詞というのは、メロディーと合わさってこそのもの。
だから曲が先にある場合、メロディーに文字数を合わせないといけない。
そうすると、歌詞の文字数にも縛りが出てくる。
これが詞先の場合、歌詞を書いてからそれに合うメロデイーを乗せるので
歌詞に使える文字数に縛りがなくなるんだ。
文字数の縛りがない事で、より自由に自分が書きたい事を書けるようになるよ。
そして、詞先のもう1つのメリットは
今まで作詞作曲の経験がない人でも、始めやすいという事。
人生において、曲を作った事がない人がほとんどだと思う。
だから、いきなり「曲を作ってください」って言われても
何からしていいか分からないと思うんだよね。
じゃあ、歌詞からだったらどうだろう?
「作詞だってした事ないよ…。」
って思うかもしれない。
だけど、僕たちは普段から
会話・電話・手紙・メール・LINEなどで
言葉を使って表現をしているよね?
作詞というのは、これらと同じ
“言葉を使った表現”なんだ。
もちろん歌詞にはメロデイーが乗るわけだから
普段の会話やメールとは、少し感覚は変わってくる。
でも、「曲を作る」って事よりは、グッとハードルが低く感じない?
僕自身、初めて曲作りをした時は、詞先で作り始めたよ。
だから、あなたが初めて曲作りに挑戦するのなら
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詞先のデメリット
詞先のデメリットは、文字数の縛りがない事で
作文やポエムの様に長い歌詞になってしまいがちな事。
さっき、詞先のメリットは
“文字数の縛りがない事で自由に歌詞が書ける事”
って言ったけど、これって裏を返せば
“この曲の歌詞はこのくらいの長さにしてください”
っていうガイドラインがないって事なんだよね。
文字数の制限がないと、ついつい気持ちを込めすぎてしまって
後からメロデイーを乗せる事を忘れて、長い歌詞を書いてしまいがち。
これをやってしまうと
・歌詞が長すぎてメロディーが乗せられない
・メロディーを乗せたら1曲がすごく長くなってしまう
・1番と2番で歌詞の文字数がまったく違う
というような事が起きてしまうんだ。
さっきも言ったように、歌詞というのはメロデイーと合わさってこそのもの。
どんなに気持ちを込めた歌詞が書けたとしても
メロディーを乗せられなかったら、それは歌詞とは呼べないんだ。
詞先で曲を作る場合、ここを気を付けて作ってみてね!
曲先のメリット
曲先で作るメリットは、メロディーを最優先にして曲を作る事ができる事。
歌詞が先に出来上がっている場合、どうしても歌詞の内容や文字数に
メロディーが引っ張られてしまう傾向がある。
歌詞が明るければ、明るいメロディー。
歌詞が切なければ、切ないメロディーを作ってしまいがち。
音楽というのはメロディーがとても重要。
歌詞に引っ張られてばかりで、肝心のメロディーが
心地良い響きにならなければ、すべて台無しになってしまうんだ。
曲先で作る場合、メロディーにこだわって曲を作る事ができるよ!
曲先のデメリット
曲先で作るデメリットは、出来上がったメロディーに
あとから歌詞を乗せるのが難しいという事。
既に出来ているメロディーの音符の数や、雰囲気に合った歌詞を
あとから考えて乗せるっていうのは、思っている以上に難しいんだよね。
特に曲作りに慣れていない、最初の内はかなり難しいかなと思う。
「なんとなくで曲を作ってみたのはいいけど、歌詞が乗せられない…。」
「曲は作れるけど、歌詞をどうやって書いたらいいか分からないです。」
と悩む人は、僕の生徒さんの中にもいます。
そういう人は、こちらの記事で作詞の手順を学んでみてね!
歌詞の書き方・作り方のコツと方法、初心者でも書ける作詞のやり方
詞先と曲先を組み合わせてもいい
ここまで詞先と曲先のメリット・デメリットを紹介してきたけど
“両方を組み合わせて作る”という作り方もあるんだよ。
“詞先か曲先の2択”と思いがちだけど、別に両方使って作ってもいいんだ。
例えば、AメロとBメロは詞先で作って、サビは曲先で作るとかね。
曲作りに絶対的な正解の作り方なんてないんだから
あなたが作りやすいと感じる作り方で作ればいいんだよ。
曲作りには、そういう柔軟な発想がとっても大事だよ!
曲によって作り方を変えてもいい
最初に「人によって曲の作り方はバラバラ」って言ったけど
何も一つの作り方にだけに囚われなくてもいいんだ。
例えば
・今回の曲は、歌詞から作ってみようかな…!
・いつも詞先で作っているから、曲先に挑戦してみよう
みたいな感じで、いつもと違う作り方に挑戦してみてもいいんだよ。
一つの作り方にこだわるのもいいけど
たまにはいつもと違う作り方も試してみてね!
曲作り=歌詞とメロディーを使ったパズル
僕は、曲作りというのものは歌詞とメロディーを使った
パズルのようなものだと考えているんだ。
だから、歌詞と曲、どちらから作ってもいいと思うけど
その組み合わせには正解があると思っている。
ただし、この正解というのは作り手によって変わってくる。
例えば曲先で作っていたとして
僕とあなたがまったく同じメロディーに対して
歌詞をつける事になったとするよね?
その場合、僕とあなたでは
「このメロディーにはこの歌詞がぴったりだ!」
と感じる正解は、まったく違うと思うんだよね。
詞先で作る場合も同じ事が言える。
同じメロディーでも、そこに乗せる歌詞っていうのは
作り手によって変わってくるものなんだ。
これこそが、作り手の感性の違いだし、作品の個性にもなるんだよ。
歌詞と曲を同時に作るという第三の選択肢
ここまで
・歌詞を先に作る詞先
・曲を先に作る曲先
という2つの曲作りの方法を解説してきたけど
“歌詞と曲を同時に作る”という第三の選択肢もある。
メロディーを浮かべると同時に、歌詞も一緒に作ってしまうんだ。
実際、僕は曲作りに慣れてきてからは、ほとんどこの方法で曲を作ってます!
この方法で曲を作るようになってから
「さぁ!曲を作るぞ!」
っていうテンションで曲を作る事はほとんどなくなった。
・散歩してる時
・お風呂から上がった時
・ほろ酔いで気分が良い時
とか、日常の中で瞬間的に
パッとメロディーと歌詞が浮かんで、それをベースにして
曲を作っていくようなイメージです。
ただ正直、この作り方は相当ハードルが高い。
だから、曲作り初心者の方にはあまりおすすめしません!笑
でも、今はまだできないとしても
あなたも曲作りに慣れてきたら、きっと自然とできるようになるよ!
まとめ
今回は
曲を作る時、歌詞から作るか、曲から作るかについてのお話だったけど、どうだった?
今回の話を簡単にまとめると
・詞先と曲先、どちらで作ってもいい
・人それぞれに合った曲作りの方法がある
・詞先のメリットは、メロディーに縛られる事なく歌詞が書ける事
・詞先は、曲先よりも初心者のハードルが低い
・詞先のデメリットは、長い歌詞になってしまいばちな事
・曲先のメリットは、メロディーを重視して曲を作る事ができる事
・曲先のデメリットは、あとから歌詞を乗せるのが難しい事
・詞先と曲先を組み合わせてもいい
・曲作りはパズルのようなもの
・歌詞と曲を同時作るという方法もある
って事だったよね。
最初はどんな風に曲を作ればいいか分からないと思うけど
この記事を読んでもらって、少しでも曲作りに対しての
ハードルが下がればいいなと思っています。
詞先と曲先、どっちの作り方でもいいし
とりあえずなんとなくでもいいから、あなただけの曲を作ってみてね・
そして、この記事を読んでいて
「もっと詳しく曲作りについて学びたい、質問してみたい!」
って思う人もいると思うんだ。
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音楽理論が分からなくても、ギターを始めたばかりでも
必ず作詞作曲ができるようになるよ!
それじゃ
今日はこの辺で!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
飯田 正樹