こんにちは!
シンガーソングライターの飯田正樹です。
今の時代、自分の曲をレコーディングして作品にしたり、Youtubeに動画を投稿したりする時、わざわざスタジオまで行かなくても、宅禄(自宅で録音)で録る事ができます。
この時、”スマホのマイクで録音”するという方法もあるけど、しっかりとした音で録りたければ、それ用の録音機材が必要になってきます。
そうは言っても
・どんな機材を揃えればいいのか?
・いくらくらいの価格のものを買えばいいのか?
疑問はたくさんあると思います。
そこで今回は、宅禄で良い音で録りたい時に揃えるべき機材について解説していきます!
もくじ
最低限必要なもの
スマホ以外で録音する時は、「DTM」と呼ばれる録音スタイルでレコーディングをします。
(DTM:デスクトップミュージック=PCでの音楽制作)
DTMで録音する場合、最低限必要なものがいくつかあるので、まずはそれらを紹介します。
DAWソフト
DTMを始める時は、「DAW(ダウ)」と呼ばれるパソコンのソフトが必要になります。
有名なDAWソフトは
・Pro Tools
・Cubase
・Logic Pro
などのものがあります。
正し、DAWソフトは基本的に数万円する高額なものが多いです。
後述する「オーディオインターフェース」という機材に、DAWソフトの無料版がバンドル(付属)している事も多いので、最初から高額なDAWソフトを購入しなくても大丈夫です。
PC
DAWソフトは、パソコン上で動かすものなので、PCがないと話になりません。笑
使用するPCは、デスクトップ型、ノート型、どちらでも大丈夫ですが、注意点としては、PCのスペックはある程度高いものであった方が良いという事です。
DAWソフト上での音の処理は、想像以上にPCに負荷がかかります。
なので、スペックの低いPCだと、DAWソフトがまともに動かない or 動きが重いという事が起きてしまいます。
※最低限どの程度のスペックが必要かは、各DAWソフトの動作環境を参照してください
DAWソフトは、Apple製品に最初から入っている「Garageband」の様に、タブレットで動くものもあります。
正し、やはりPCで動かすソフトの方が細かい処理もできるので、これから本格的にDTMを始めるのであれば、PCで始めましょう。
オーディオインターフェース
「オーディオインターフェース」というは、楽器の音や、マイクで拾った音を、PCのDTMソフトに入力するための機材です。
DTMを始めるにあたって、オーディオインターフェースがないと、PCに楽器や歌を入力する事ができません。
なので、「打ち込みだけで作る(生演奏はしない)」という人以外は、必ずオーディオインターフェースを用意しましょう。
※PCとオーディオインターフェースを接続するUSBケーブルは、オーディオインターフェースに付属しています。
マイク
歌や生楽器(アコギやピアノなど)を録音する為には、マイクが必要になってきます。
マイクは音を収音する大切な機材なので、しっかりしたものを選びましょう。
ケーブル
マイクとオーディオインターフェースを接続する為には、マイクケーブルが必要になります。
又、エレキギターやシンセサイザーなどの電子楽器を接続する時は、シールドケーブルが必要になります。
ケーブルを買う時の注意点としては、「端子の種類の確認」と「ケーブルの長さ」が挙げられます。
マイクケーブルの端子には、「XLR端子」と「フォーン端子」という2つの種類があります。
XLR端子
フォーン端子
オーディオインターフェースに接続するのであれば、XLR端子のものを選びましょう。
もう1つの注意点、ケーブルの長さです。
ケーブルには、用途に合わせて、様々な長さが用意されています。
・1.5メートル(少し短め)
・3メートル(一般的な長さ)
・5メートル(ライブを想定した長さ)
・7メートル以上(大型のスタジオなどで使う長さ)
といった感じです。
マイクケーブル、シールドケーブル共に、自宅で使うのなら3メートルのものがおすすめです。
これ以上短くても、長くても、使いづらくなってしまいます。
「録音機材も揃ったし、さぁ始めよう!」となった時に、ケーブルを買い忘れてしまっているという事もあり得るので、忘れずに購入しておきましょう。
ヘッドフォン、イヤホン
音をモニターする為に、ヘッドファンやイヤホンが必要になります。
ヘッドフォン、イヤホン共に色々な種類のものがありますが、まずはお手元にある普通のイヤホンでも大丈夫です。
一般的なヘッドフォン、イヤホンの出力端子は「ミニプラグ」というものが使われていますが、そのままだとインターフェースに接続できないので、ミニフォーン端子からフォーン端子への変換プラグを購入しましょう。
DTM入門者におすすめの機材
DTMを始めるにあたって、最低限必要な機材は知ってもらえたと思います。
「じゃあ、その機材を揃えればいいんだ…!できるだけ安いものを…。」って思いますよね。
でも、ちょっと待って下さい。
ここですごく大事なのは、「値段だけで機材を選ばない」という事なんです。
「安いからこれでいいか…。」と値段で決める人も多いですが、そうすると故障してしまって長期的に使えなかったり、結局は将来的に買い替える事になる事がとても多いです。
なので、ある程度しっかりしたものを買いましょう。
ここからは、僕がおすすめする機材を紹介していきます!
おすすめのオーディオインターフェース
まず、オーディオインターフェースです。
予算にもよりますが、初心者向けの価格帯のものなら、「 Steinberg UR12 2×2」がおすすめです。
UR12
オーディオインターフェースは、DTMで音を録音する時、音の受け口になるとても大事な部分です。
なので、適当なものを選んでしまうと、せっかく良い演奏をしたとしても、ショボい音になってしまいます。
高品質なSteinberg社の製品であれば安心です。
僕自身も、Steinberg社のインタフェースを愛用しています。
このインターフェースは、インプット(音の入力端子)が2つ搭載されているので、「ギターと歌を同時に録音する」という事も可能です。
弾き語りスタイルで録音する時、重宝します。
又、DAWソフト「Cubase」の無料体験版も付属してくるので、DAWソフトを別に買い足す必要もありません。
おすすめのマイク
次はマイクです。
初めにマイクを買うのであれば、「SHURE SM58」というモデルをおすすめします。
SM 58
通称、「ゴッパー」と呼ばれるこのマイクは、音楽業界のスーパースタンダードです。
どこのスタジオ、ライブハウスにもほぼ必ず置いてあります。
それだけ信用されている、扱いやすいマイクだという証拠です。
おすすめのケーブル
まずは、マイクケーブルから!
最初に買うのであれば、比較的お手頃かつ、実用性が高い「CANARE」のものがおすすめです。
CANAREのマイクケーブルは、リーズナブルながら、その優れた音質から使用者も多いです。
ケーブルもこだわりだしたらキリがないので、まずはこのくらいの価格で品質もそこそこ良いものを選ぶのがおすすめです。
次はシールドケーブル!
こちらもおすすめは、「CANARE」のものです。
マイクケーブルと同じく、リーズナブルかつ、音質も(そこそこ)良いです。
CANAREのシールドは、カラーバリエーションも豊富なので、お好みの色を選んでみてもいいかもしれないですね。
シールドケーブルも色んなメーカーさんから、多種多様なものが出ていますが、これもこだわりだしたらキリがない。笑
CANAREは「クセがなくフラットな音」と言われているので、これを基準にして、将来的に自分好みのシールドを探すのもいいと思います。