こんにちは!
シンガーソングライターの飯田正樹です。
DTMで音源を制作する時、自分で演奏する楽器以外の音を入れたくなる事もあると思います。
その時は、打ち込みを使いましょう。
実際に楽器を演奏するのではなく、演奏情報を入力する事で、疑似的にその楽器の音を出す事を「打ち込み」といいます。
打ち込みを駆使すれば、様々な楽器の音を、楽曲制作に使用する事が可能です。
…とは言っても、演奏した事のない楽器をどんな風に弾けばいいのか分からないと思います。
そこで今回は、演奏した事のない楽器を打ち込む時のポイントについて、3つのステップに分けてお話していきます!
STEP1 その楽器についての知識をつける
弾いた事のない楽器なのに、「よし!この楽器の音を入れてみよう!」と、すぐに打ち込もうとすると、ほとんどの人がそこで行き詰ってしまいます。
なぜなら、その楽器に対しての知識がないからです。
当然の事ですが、その楽器についての知識がないと、打ち込む事はできません。
なので、まず最初に、打ち込みたい楽器に対しての知識を付けましょう。
・音が出る仕組み
・各部の名称
・役割
など、実際にその楽器を始めるつもりで調べてみましょう。
(例 「ドラム 初心者」などで検索)
例えば、ドラムをやった事のない人に、「ここはライドを入れたフレーズで…。」と言っても、意味が通じませんよね?
その楽器の各部名称を知らなければ、打ち込む事もできません。
知識を付けても、すぐに演奏する事はできませんが、打ち込む事ならできますよね。
まずは、その楽器に対しての知識を付ける事が、打ち込みのスタートラインです。
STEP2その楽器にフォーカスして、音楽を聞く
その楽器に対しての知識がある程度付いたら、次はその楽器にフォーカスして、音楽を聞いてみましょう。
演奏した事がない楽器を打ち込みたいのであれば、実際にその楽器がどのように演奏されているのか、知る必要があります。
普段、音楽を聞いていて、ほとんどの人は楽器に注目して聞く事はないと思います。
でも、ギタリストはギターの音をしっかり聞いているし、そこから新しいフレーズを学ぶ事もありますよね。
他の楽器でも同じ事が言えるんです。
なので、打ち込みたい楽器にフォーカスして、音楽を聞いてみてください。
そうする事で、その楽器をどのように弾けば、どのような音の雰囲気になるのかも、感覚的に分かってきます。
そして、ギター以外の楽器をよく聞く事は、ギターの上達にも必ず役に立ちます。
(例 ドラムのリズムパターンをギターのストロークで再現する)
曲全体で聞くだけじゃなく、その楽器の音をしっかりと聞いてみてください。
STEP3 その楽器の演奏パターンを学ぶ
楽器の知識を学んで、その楽器がどのように演奏されているのかを知ったら、次はその楽器の演奏パターンを学びましょう。
楽器というのは、ある程度の演奏パターンがあります。
例えば、ギターだってそうですよね?
細かいニュアンス、音作りなどは別として、ある程度決まった演奏パターンというのは存在します。
「〇〇(打ち込みたい楽器) パターン」や、「〇〇 フレーズ」などで検索してみましょう。
いくらでも演奏パターンが出てきます。
STEP1でその楽器に対する知識を付けていて、STEP2でその楽器が曲の中でどのように演奏されているのかを知っているあなたであれば、その演奏パターンを打ち込みで再現する事は、そこまで難しい事ではないです。
いきなり打ち込みを始めようとする人は多いですが、必ずステップ通りに進めてから、打ち込みを始めて下さい。
ここまでやって、ようやく打ち込みのスタートです。