具体的な言葉を使わずに表現する作詞の技法

こんにちは!

シンガーソングライターの飯田正樹です。

Twitter @mizu_mizuchan

具体的な言葉を使わずに、表現をしたいと思う事はないかな?

敢えてストレートな言葉を使わない事で、伝わりやすい歌詞を書けるようになるんだよね。

 

今回のレッスンでは、具体的な言葉を使わずに歌詞を書く方法について、お話していくね!

音声を聞いたあとに、テキストでのレッスンでも復習してみてね。

 

言葉を置き換えて表現する

まず1つ目は、言葉を置き換えて表現するという手法。

 

例えば、「夕日」を描きたいとするよね。

この時に、夕日という言葉を使わないで歌詞を書くなら

“夕焼け色に照らされた大きな影”

というように表現する事ができる!

 

この手法を使って、もう1つ例を挙げてみよう!

「君が泣いている」という事を書きたかったら

“君の肩が震えてた”

という表現の仕方もできます。

 

こういう風に、敢えて具体的な言葉を使わない事で、聞き手が想像してくれるようになるよ。

書きたいものを直接書かない

次は、書きたいものを直接書かないという手法。

 

例えば、「雨の街」を書きたいと思ったとする。

この時に、雨の街を直接書くのではなくて

“水たまりに移り込んだ街”を書くんだ。

水たまりというのは、雨が降らないとできないもの。

そこに移り込んだ街を書く事で、聞き手は

「あ、雨が降った(降ってる)んだ。」

という想像をする事ができるよね。

 

こんな風に、何かに写り込んだり、反射したりしたものを書く事で

直接的な表現を避けて、表現をする事ができるよ!

具体的な表現→抽象的な表現→具体的な表現と変換する

最後に紹介するのは

具体的な表現→抽象的な表現→具体的な表現

という風に変換する方法。

 

分かりやすく図で表すと、こんな感じだね。

この手法を使えば

「君と僕のすれ違い」→「月と太陽の追いかけっこ」

というように、具体的な言葉を使わないでも

伝えたい事が表現できる歌詞が書けるようになるよ!