目が覚めたら
ひとりポツリと 取り残されていた
窓から差し込むオレンジが
なんだかとても暖かくて
夕日の中 少し向こうの方で
少年が手を振る
でも、僕はなんだか
後ろめたくて 何も返せない
いつからだろう
こんな風に自信を持てなくなったのは
「あの頃に戻れれば」だなんて
なんの意味もない
わかってる
目指してたもの
いつの間にか消えてたと思っていたけど
本当はそんなんじゃなくて
必死で言い訳探して諦めたんだ
そうだよ 他人の目を気にして
自分を信じきれないままで
今でも願っているんだ
まだ歌いたい
歌いたい
気が付いたら
目の前に大事なものは確かにあって
ただ、それを抱きしめながら
オレンジに包まれていた
包まれていた
包まれていたんだよ
夕日の中 少年とふたり
包まれていた
包まれていたんだよ
包まれていた
作詞作曲 飯田正樹
編曲 渡辺貴志