作詞する時に絶対やっちゃいけない事とは?

こんにちは!

シンガーソングライターの飯田正樹です。

作詞をする時、「これはやっちゃいけない!NG!」という事がある。

だけど、多くの人がやってしまいがちな事。

それってなんだか分かるかな?

 

今回のレッスンでは、作詞をする時に絶対にやっちゃいけない事について、解説していきます!

音声を聞いたあとに、テキストでのレッスンでも復習してみてね。

テーマをしっかり決めない

作詞をする時、絶対にやってはいけない事、一つ目は

“歌詞のテーマをしっかり決めない”

という事。

 

作詞をする時は、まずは何をテーマにするかを決める。

僕がいっつも言ってる事です。

 

でも、これをしっかりやらない人が、意外と多い…。笑

テーマを明確に決めておかないと、結局何が言いたいのか

分からない歌詞になっちゃうんだよね。

 

映画やドラマ、漫画や小説にしたってそうだけど

何がテーマか分からない作品なんて、ありえないでしょ?

これは、作詞でも全く同じなんだよ。

 

だからこそ、しっかりとテーマを決める事が大事なんだ。

自分の気持ちだけを書く

作詞をする時、絶対にやってはいけない事、二つ目は

“自分の気持ちだけを書く”

という事。

 

歌詞を書く時、多くの人は

「自分のこの気持ちを伝えたい!」

と思ってしまう。

 

だけど、これが大きな間違いなんだよね。

 

もちろん

「こういう事を表現したい!」

「こんな事を伝えたい。」

という気持ちは大事だよ。

 

だけど、”書き手の気持ちだけ”で書かれた歌詞って

独りよがりで、誰も共感しないんだ。

 

これって、例えると、自分の話だけをしたがる人と同じなんだ。

人の話は一切、聞かないで

「自分は〇〇だからさ!!」

って主張ばかりされると、ちょっと引いちゃうでしょ?笑

 

歌詞の基本は、聞き手の気持ちを代弁して、共感してもらう事。

自分の書きたい事だけを書くんじゃなくて

聞き手が、どんな気持ちを代弁してほしいのか?

どんな言葉を求めているのか?

それを考えて、歌詞を書くべきなんだ。

 

割合で言ったら

「自分の主張2:聞き手の共感8」

くらいのつもりで書けばいいんです。

 

聞き手の気持ちを想像しながら、そこに自分の主張を混ぜ込んで

歌詞を書いてくといいよ!

文章の様に長い歌詞を書く

作詞をする時、絶対にやっちゃいけない事の三つ目は

“文章の様に長すぎる歌詞を書く”

という事。

 

長すぎる歌詞の、何がダメなのか?

歌詞っていうのは、基本的に1つの音符に、1つの文字が乗る事になる。

そして、一般的な曲の長さは、3~5分くらい。

その中に詰め込めるメロディー(=音符)の数って、限りがある。

つまり、そこに乗せられる歌詞の文字数にも、限りがあるって事なんだよ。

 

例えば

“今日はよく晴れた日だ 午後になったら隣町に住む大好きな君に会いに行こうと思う”

という歌詞があったとする。

文章としてはおかしくないけど、メロディーに乗せるなら、明らかに長すぎるよね?

 

これを、メロディーに乗るように短くしたら

“晴れた日の午後 君の街に行こう”

という風に、大幅にカットできる。

文章としては短いかもしれないし、説明不足かもしれない。

だけど、歌詞っていうのは、このくらいでいいんだよ。

これでも十分意味が通じるし、説明しすぎちゃうと、長くなっちゃうんだよね。

 

なにより、歌詞はメロディーに乗る事が大前提だという事を覚えておいてほしい。