STEP1 曲作りは2パターン!初心者は詞先から始めてみよう

こんにちは!

シンガーソングライターの飯田正樹です。

Twitter @mizu_mizuchan

STEP1では、今後やっていただく、曲作りの流れをお話していきます!

 

まずは、何度か繰り返し読んでもらって

「こんな流れでやるのかぁ…!」

というイメージを掴んでくださいね!

 

これがとっても大事です!

 

 

「曲作りをしてみたいけど、どうやって作ればいいのか分からない…!」

と悩んでる人って、すごく多いと思う。

実際、昔の僕もそうでした。

「そもそも、自分に作詞作曲なんてできるのかな…。」

って思ってた。笑

 

だけど、曲作りの基本的な知識や、コツが分かってからは

何十曲も曲を作ってきました!

 

今日は、初心者の人にも分かりやすいように

基本的な曲作りのやり方、コツについて、徹底解説していきます!

曲作りには、「詞先」と「曲先」の2つの作り方がある

まず、基本的な知識として知っておいてほしいのは

曲作りには、大きく分けて2つの作り方があるという事。

歌詞を先に書いて、それにメロディーを付けていく、「詞先」という作り方と

メロディーを先に作って、そこに歌詞を乗せる、「曲先」という作り方がある。

どっちを選ぶかは、人によって違うし、曲によっても変わります。

 

だけど

曲作り初心者の人は、「詞先」で作るのをおすすめします!

それはなぜか?

ほとんどの人が、今までの人生で、曲を作った事ってないでしょ?

経験した事ない事って、ハードル高いよね。

だけど、文章なら書いてきたと思うんだ。

もちろん、文章を書くのと、作詞をするのは違う事。

でも、共通しているのは、「文字を使って表現する」という事なんだよ。

だから、最初は「詞先」で曲を作るのがおすすめなんだ!

 

という事で、まずは詞先での曲作りについて、解説していくね!

詞先での作り方

詞先で曲を作る時、どんな風に作っていけばいいのか

順番に解説していくね!

コード進行を決める

歌詞を書く前に、まずは曲の土台となる

コード進行を決めよう。

あ、コードっていうのは、和音の事ね。

つまり、曲の伴奏を先に作っちゃおう!

っていう事です。

 

伴奏を先に決める事で、曲の雰囲気も

かなり固まってきます。

そうすると、歌詞が書きやすくなるからね。

 

でも、ギター初心者の方や、楽器が弾けない人は

 

「そんな事言っても、どんな伴奏弾けばいいの?」

「そもそも楽器弾けないし…。」

 

って思うよね。笑

大丈夫、次のレッスンSTEP2で

ちゃんと演奏サンプルを用意しているので

自分で弾けない人は、そちらを使ってください!

テーマを決める

詞先で曲を作る場合、まずはテーマを決めよう!

「どんな事を表現したいのか?」

「どういう事を伝えたいのか?」

これを決めておかないと、何を言いたい曲なのか分からなくなっちゃうからね。

 

そして、テーマを決めたら、必ずそれを深堀りする事。

例えば「恋愛」というテーマを決めたとする。

でも、恋愛って色んな形があるじゃない?

 

・両想い

・片想い

・失恋

・別れた恋人への未練

・三角関係

 

とかさ。

こうやって、最初に決めたテーマをもっと細かい所まで詰めるのが

テーマの深堀りをするという事なんだ!

 

テーマの深堀りをする事で、より歌詞の世界観を明確に伝えやすくなるよ!

作詞で大事なのは、テーマよりも視点と切り取り方

「そもそも何をテーマにすればいいか分からない…。」

と思う人もいると思う。

大丈夫、テーマはなんでもいいんだよ。

例えば、目の前に転がってる腕時計とかでもいい。笑

 

作詞っていうのは、何をテーマにするかよりも

歌詞の視点と、切り取り方の方が遥かに大事なんだ。

 

どういう事なのか、説明していくね!

歌詞の視点とは?

歌詞の視点というのは

「この歌詞は、誰の視点で書かれているものなのか?」

という事。

 

さっき例に挙げた「恋愛」っていうテーマでも

・「僕」から見た視点

・「君」から見た視点

・「僕」と「君」を俯瞰して見た視点

みたいに、色んな視点があって、それぞれ見え方が違う。

誰の視点で描かれた物語なのかによって、全然違う歌詞になるんだ。

歌詞の切り取り方とは?

歌詞の切り取り方についても、解説していこう!

 

例えば、「雨上がりの街」をテーマに、歌詞を書くとしよう。

そこで、主人公の目の前にある水たまりが、歌詞の中に登場するとする。

 

“2人 水たまり 飛び越えた

弾けた水滴 輝いて見えた”

 

っていう書き方もできるし

 

“水たまりに映るのは どんな世界だろう

もう1人の僕が存在したらいいなぁ”

 

っていう歌詞も書けるよね。

 

同じ「水たまり」でも

切り取り方を変えるだけで、こんなに違う歌詞が書けるんだ!

テーマに関連したワードを集めてくる

テーマが決まったら、次はそれに関連するワードを集めてこよう!

例えば、「青春」がテーマだとしたら

 

・親友との思い出

・戻れない過去

・朝方まで飲み明かした夏の夜

・君が履いてたボロボロのコンバース

・青春だったあの頃から、何も成長していない自分

・あの頃描いた理想とは違う現実

 

こういう感じで、いくつもワードが集まるよね!

これらを組み合わせて、歌詞を書いていくんだ。

まずは思いつく限り、書き出してみよう!

メロディーが乗る事を前提として、歌詞を書く

歌詞っていうのは、メロディーが乗る事が大前提。

どんなに良い歌詞が書けたとしても、メロディーが乗せられなかったら意味がないんだ。

だから、歌詞を書く時は

「この歌詞は、どんな曲調の曲に乗るかな?」

「テンポはどれくらいかな?」

という事を意識しよう!

 

あらかじめ、曲調を意識して歌詞を書く事で、あとでメロディーを乗せやすくなるよ!

歌詞を眺めながら、鼻歌でメロディーを付けていく

ここまで出来たら、いよいよ歌詞にメロディーを乗せます!

書きあがった歌詞を眺めながら、鼻歌でメロディーを付けていこう。

 

「失恋をテーマにした歌詞だから

切ない感じのメロディーがいいかな…!」

とか、そういう事を考えながら

何度も何度も、歌詞を読み返してみて!

もともと、曲調を意識して作詞をしているから

段々とメロディーが浮かんでくるよ!

 

以上が、詞先での曲作りのおおまかな流れです!

どうだろう?イメージしてもらえたかな?

 

「なんとなくは分かるけど

まだしっかりイメージが掴めない…!」

 

という人は、何度か繰り返し読んで

イメージをしっかり掴んでから、次のレッスンに進んでください!

そうしないと、どこかでつまずいてしまうからね。

 

焦らないで大丈夫なので、ゆっくり進んでいきましょう!

 

次のレッスン、STEP2 では

早速、曲の土台となるコード進行を決めていきます!

いくつか演奏パターンを用意しているので、楽しみにしていてください!