STEP5 歌詞の視点と時間軸を決めていこう

こんにちは!

シンガーソングライターの飯田正樹です。

Twitter @mizu_mizuchan

前回のレッスン、STEP4で

主人公や登場人物、世界観の設定を決めてきました。

 

「じゃあ、いよいよ歌詞を作っていくぞ!」

と言いたい所なんですけど、もうちょっとだけ待ってください。笑

 

歌詞を作っていく上で

今日のレッスンで解説する、2つのポイントが

とても重要になってきます。

 

それは

「時間軸」と「視点」の2つです。

これらをしっかり決める事で、歌詞を書くのが

グン!とラクになるので、解説していきますね!

時間軸、視点を決める

主人公・登場人物・世界観の設定が決まったら

次は、歌詞の時間軸と、視点を決めましょう。

 

この2つをしっかり決める事で

歌詞の世界観が、どんどん立体的になっていきます!

 

例えば

「恋愛」をテーマにした歌詞だとして

それが過去の話なのか、現在の話なのか、未来の話なのか。

どの時間軸の話なのか、しっかりと決めておこう!

 

例えば、こんな風に

 

・過去を振り返っている

・現在進行形の話

・未来を想像している

 

時間軸が違うだけで、全然違う表現になってきます。

 

たまに、これをまったく意識しないで書かれている

歌詞に出会う事があります。

 

そうすると

「あれ??さっきは過去の話だと思ったのに

いつの間にか、未来の話してる…?」

っていう風に、聞き手は混乱しちゃうんですよね。

もちろん、作詞のスキルレベルが上がってくれば

一曲の歌詞の中で、時間軸を移動させる事もできるようになります。

ただ、最初の内はハードルが高いので、しっかりと

「これはいつの時間軸の話なのか?」

という事を意識してみて下さいね。

 

そして、歌詞の視点も決めていきましょう!

視点が変われば、物の見え方は変わりますよね。

例えば

 

・「僕」の視点

・「君」の視点

・「僕」でも「君」でもない第三者の視点

・俯瞰的な視点

 

こんな風に、色んな視点があります。

 

なので、歌詞を書く時は

「この歌詞は、どこからの視点で語られている話なのか?」

という事を、しっかり決めましょう!

 

これは、映画やドラマに例えると、理解しやすいと思う。

映画やドラマを撮る場合

・このシーンは、物語のどの時間枠なのか

・この物語の主人公は、誰なのか

・カメラの角度、設置場所はどうするのか

そういう事を事前に決めてから、撮影に入るよね?

 

作詞も、まったく同じなんです。

分かりやすく言うと

「この物語は、この角度から見てください!」

っていう事を、最初に決めるって事だね。

 

そうする事で、聞き手が歌詞の世界観を

理解しやすくなるんです。

 

時間軸、視点の2つを決めておく事で

歌詞の世界観が、聞き手に伝わりやすくなります!

 

 

次回のレッスンでは、いよいよ歌詞を組み上げていきます!

「Aメロ」「Bメロ」「サビ」

各パートの役割について、解説しながら

書き出してもらったワードを、そこに当てはめていきます!

 

ワクワクしながら、楽しみに待っていてくださいね。

 

ここまでで分からない事がある人は

もう一度、STEP1から読み返してみてください!

何度か繰り返して読む事で、頭の中も整理されます。

 

ゆっくり焦らず、一緒に進んでいきましょう!