STEP4 主人公・登場人物、世界観の設定を決めよう

こんにちは!

シンガーソングライターの飯田正樹です。

Twitter @mizu_mizuchan

前回のレッスン、STEP3で

歌詞のテーマを決めましたね!

そして、テーマの深掘りをして、それに関連するワードを集めてきました。

 

今日のレッスンでは、そこから更に

歌詞の世界観をしっかり作っていきます!

 

その為には、どんな事をすればいいのか?

しっかりと解説していきます!

主人公・登場人物、世界観の設定を決める

歌詞のテーマ決め、深掘り、ワードを集めたら

次にやるのは

歌詞の主人公・登場人物、世界観の設定を決めるという事です!

 

歌詞の主人公って、「自分」にしがちだよね。

もちろん、自分が主人公でもいいんです。

僕も、最初に書いた歌詞は、自分が主人公でした。

 

だけど、ここで1つ注意してほしいのは

「客観的に見た自分」を

「設定」として書き出してみてください。

 

主人公が自分だとしても、架空の人物だとしても

設定をしっかり決める事で、歌詞の言葉選びも変わってくるからね。

 

例えば

 

・都内勤務のサラリーマン

・特に取り柄もない野暮ったい男

・片思い中

・25歳

・趣味は読書と映画鑑賞

・好きな食べ物はカレー

・禁煙中

 

こんな設定にしたとします。

 

設定っていうのは、こういう細かい所まで、作りこむといいです。

まるでその人物が、本当に実在しているかのような

そんなレベルまで、作りこむんです。

 

僕は

「歌詞という物語りの中で、この人が生きている」

そんな気持ちで、歌詞を書いています。

 

そして、この設定の人物を主人公にして、ちょっと作詞をしてみました!

 

“平坦な日々 電車に揺られ流れていく

いい年して片思い 笑い話にもなりやしないな

辞めてた煙草に手を伸ばす

吐き出した煙の中に その笑顔を浮かべてしまう

こないだ観た恋愛映画 君の姿を重ねてた”

 

例えば、こんな感じ!

歌詞を読むだけで、映像のイメージが浮かぶと思います。

他にも登場人物がいる場合、その人達の設定もしっかり決めておきましょう!

 

そして、世界観の設定もしっかり決めてね。

例えば

 

・現在の東京

・夏の終わりの海辺

・昭和時代の夕暮れの町

・架空のファンタジーの世界

 

どういう世界観が舞台なのか?

そういう事を、しっかり決めて下さい。

 

ドラマや映画、アニメなんかだって

主人公や登場人物、世界観の設定がしっかりあるよね?

作詞も、それと全く一緒です!

 

設定をしっかり決めておけば、聞き手も

「あぁ、こういう人が主人公なんだ。」

「主人公の周りには、こういう人達がいるんだ!」

っていうのが伝わるし、歌詞に共感しやすくなります!

主人公や登場人物が、どんな人なのか分からなくて

世界観もよく分からない物語なんて、共感しようがないでしょ?笑

 

だから、すべてしっかり決めておくんです。

さっきも言ったけど、本当にこの歌詞の世界が実在するかのように

思えるレベルで、設定を作りこんでください!

 

これが、ものすごく大事です。

自分の頭の中で、映像としてイメージできると尚更良いです!

最初は難しいかもしれないけど、慣れれば少しずつできるようになってきますよ。

 

 

今回のレッスンでは、歌詞の時間軸や視点

そして、登場人物や世界観の設定について、解説してきました!

 

どうだっただろう?

少しレベルが高かったと思います。

 

今回のレッスンも、しっかりと理解できるまで

何回か読み返してみてください!

そうすれば、必ずイメージが掴めます!

 

次回のレッスンでは

今回決めてもらった設定を元に、もう一段階深く

歌詞の世界を作りこんでいきます!

 

ゆっくり焦らず、一緒に進んでいきましょう!