こんにちは!
シンガーソングライターの飯田正樹です。
Twitter @mizu_mizuchan
ライブのMCを考える時に
「何を話したらいいんだろう?」
「どんなネタなら面白いかな…?」
と不安に思う事はないかな?
僕もライブを始めたばかりの頃、MCについて悩んでいた。
お客さんからの反応がイマイチだと
「自分には面白い話をするセンスがないんだ。」
って思ってた。
「また誰も反応してくれなかったらどうしよう・・・。」
そうやってビクビクしながら話しているから、余計にうまくいかなくて。
だけど、ある時、気付いた事があったんだ。
それは
MCでは、どんな事を話すかより、どう話すかが大事なんだ
という事。
それに気付いたのは、ディズニーランドのアトラクションだった。
僕は「ジャングルクルーズ」という、船に乗ってジャングルを探検するアトラクションが好きで、何度も乗っています。
これは、ディズニーのキャストさんが扮する船長が、ジャングルを案内しながら進む、体験型のアトラクション。
船長は、乗る度に代わります。
自信なさ気にぼそぼそと話をする人もいれば、少し大げさなくらいの元気な口調で、楽しませてくれる人もいる。
同じアトラクション、同じ話の内容でも、話し方によって、空気感がまったく変わるんだ。
この時に「ライブのMCもまったく同じだ!」と気付いたんです。
これに気付いてからは、MCにお客さんが反応してくれたり、笑ってくれたりするようになった。
そして、自分も楽しみながら、話せるようになったんだ。
今回は、ライブのMCがうまくいかないという人でも、すぐに実践できる話し方のコツを紹介!
MCとは?
そもそも、MCってなんなのか?
MCは、Master Of Ceremonies(司会者)の略称。
つまり、ライブの司会、進行役の事なんだよね。
ライブの始めや、曲間、最後の曲の前に行う事が多い。
はじめの挨拶、曲やメンバーの紹介、などなど
ライブ中に、何度もする機会がある。
そして
どんなMCをするのかによって、ライブの雰囲気や、アーティストの印象も変わる。
お客さんと直接コミュニケーションを取れる、大事な時間でもある。
ライブにおいてのMCというのは、楽曲や演奏と同じくらい、重要な役割を持っているんだ。
話すネタより、話し方を意識する
「MCのネタがない。」「面白いMCってなんだろう…。」
そういう風に悩む人は、たくさんいると思う。
かつての僕もそうでした。
でも、はっきり言って
話すネタなんて、なんでもいいんです。
それよりも、どんな風に話をするかが重要なんだ。
面白いMCができる人っていうのは、話し方が上手い人なんだよ。
例えば、手拍子をお願いする場面を例にすると
<例 1>(ぼそぼそと話す)
次の曲は、皆さんに手拍子をお願いしたいんです。
協力してもらってもいいですか…?
よろしくお願いします。
<例 2>(元気よく話す)
次の曲、みんなの手拍子をもらいたい!
はい、まずは一緒に練習してみましょう!
せーの!(自分が先に手拍子を始める)
おぉ!今日のお客さんは素晴らしいね。笑
でも、もっとできるでしょ?(客席を煽る)
オーケー!ありがとう!
それじゃ、次の曲いきます!
どっちも同じ内容のMCだよね。
だけど、後の例の方が、楽しい空気を作ってるMCなのがはっきり分かる。
こんな風に、話し方を工夫する事で、ライブの盛り上がり方も全然変わってくる。
元気に楽しく話す事で、MCの内容も伝わりやすくなるんだ。
人ってね、感情が連鎖する生き物なんだよ。
面白いMCをしたいなら、面白そうに喋ればいい。それだけの事なんだ。
ね、話すネタなんて、悩む様な事じゃないでしょ。笑
自分というキャラクターの見せ方を意識する
MCをする時、「自分」というキャラクターを作り上げる事が大事。
「キャラクターを作る」と言っても、嘘のあなたを演じろという事ではないよ。
目の前にいるお客さんに
「どんな印象を与えたいのか」
という事を意識して、話をするという事ね。
それを意識する事で、口調や表情、身振り手振りも変わってくるんだ。
あなたも、TVに出ている芸能人やアーティストに対して、彼らと話をした事がなくても
「この人はこんな人なんだ。」
という印象を持っていると思います。
それは、彼らがしっかりと「自分の見せ方」を意識して話をしているから。
ライブの最初の挨拶の
「こんばんは!今日は30分間よろしくお願いします。」
っていう、たった一言でも、話し方を意識するだけで、印象が変わる。
ここは、文章だけだとどうしても伝わり辛いから、動画を使って解説するね!
どうだろう?
2番目の例だと、楽しそうな雰囲気が伝わってくるでしょ?
話し方1つで、こんなにも印象が変わってくるんだ。
こうやって、しっかりと自分の見せ方を意識すると
ライブの雰囲気を、自在に操る事ができるよ。
MCの練習をする
面白いMCのコツが分かっても、いきなり上手くは話せない。
MCをするのにも、練習が必要なんだ。
練習をしてないと、本番で上手く歌えないのと、全く同じだよ。
僕は、ライブのリハーサルをする時も、本番と同じように話す。
ステージの上に立ってるつもりで、目の前にお客さんがいるような気持ちでね。
そうする事で、本番と同じ気持ちでMCの練習をする事ができるんだ。
最初は恥ずかしいかもしれないけど、慣れれば大丈夫。笑
何度も練習する事で、本番で変な緊張をする事もなくなるよ。
まとめ
今回は、ライブのMCについてのお話だったけど、どうだったかな?
今回の話を簡単にまとめると
・MCは、Master Of Ceremonies(司会者)の略称
・話すネタよりも、話し方が重要
・自分の見せ方を意識する
・MCの練習をする
って事だったよね。
MCは、ライブの空気感を作ったり、あなたの人間性を伝える為の、大事な手段。
ライブの全体の印象を左右するほど、重要な要素でもある。
「話すネタよりも、まずは話し方を意識する。」
たったこれだけの事で、MCが苦手だった僕でも、自信を持って話す事が出来るようになった。
ついつい楽しくて、話すぎてしまうくらいにね。笑
面白いMCについて悩んでいるあなたの、手助けになれれば嬉しいな。
それじゃ、今回はこのへんで!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
飯田正樹