ギターで奏でる黒人音楽!ブルースの起源とおすすめ曲

こんにちは!

シンガーソングライターの飯田正樹です。

Twitter @mizu_mizuchan

突然だけど

あなたは「Blues(ブルース)」って音楽を知ってるかな?

 

「分からない!」

って人のために

ブルースについて、すごく簡単に説明すると

19世紀半ば、きつい労働を強いられていた黒人奴隷の人達から生まれた音楽。

 

うん。

ものすごく簡単に説明しちゃったね。笑

でもこれじゃ、あまりにも簡単な説明すぎるから

 

今日は

ブルースっていう音楽の起源や特徴

おすすめのアーティストや曲について話してみようと思うよ!

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ブルースの起源

「ブルース」という音楽の起源について話していこうか!

 

もともと

19世紀初頭から中期にかけて、アメリカ南部で働く黒人奴隷の人たちの間で歌われていた

ワーク・ソング(労働歌)フィールド・ハラー(農作業の際に出す叫び声)というものがあって

それがブルースの元になったものらしいのね。

 

そして19世紀後半、アメリカ南部に住むアフリカ系アメリカ人の間からブルースが誕生したんだって。

でも、この頃は音楽を録音する技術もなかったし

楽譜はおろか、文字さえ書けない人たちが作り出した音楽だから

「世界で最初にできたブルース」は、楽譜も歌詞も残されてなくて、どんなものだったのか誰も知る事ができないんだって。

 

「世界で最初のブルース」がどんな音楽だったのか考えるのも、なんかロマンがあるよね。

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ブルースの特徴と種類

ここでは、ブルースの特徴と種類について話していこう!

 

まずブルースの特徴なんだけど

ブルースって基本的に、孤独や悲しみを歌った音楽なのね。

曲調は暗くないんだけど、歌詞は孤独や悲しみを歌ってるの。

 

ブルースっていう名前には由来があって

英語で、孤独や悲しみを「Blue」って色で表現することがあるんだけど

ブルースは孤独や悲しみを歌った音楽だから、ブルースって名前がついたらしいよ。

 

そして

ブルースと言えば、やっぱりギターなんだよ!

もちろん、ピアノで奏でるブルースもあるんだけど

ブルースの泥臭い感じには、ギターが合ってると僕は思ってる。笑

 

ブルースではチョーキング(弦を引っ張り上げて音程を引き上げるテクニック)がよく使われる。

チョーキングについては、こっちの記事で詳しく書いてあるから、見てみてね。

顔で弾くギター!チョーキングのやり方と種類を紹介

 

さて

ブルースにもいくつか種類があって、大きく分けると

 

・デルタブルース

・カントリーブルース

・シカゴブルース

 

っていうのがある。

1つずつ解説していくね!

デルタブルース

まずは「デルタブルース」について!

デルタブルースは

アメリカ南部のミシシッピ川流域(ミシシッピ・デルタ)や、テネシー州メンフィスとかの地域で発生した、初期のブルースなんだって。

 

アコースティックギターと、ハーモニカで演奏される事が多かったみたい。

ソウルフル(情熱的)で激しい歌い方が特徴で、自分の内面を歌い上げるような歌い方も大きな特徴の1つ。

 

デルタブルースの代表的なミュージシャンは

ギターの神様って呼ばれてる、エリック・クラプトンも尊敬している

ロバート・ジョンソンって人がいるよ!

カントリーブルース

次は「カントリーブルース」について!

カントリーブルースは

アフリカ系アメリカ人達がアメリカ南部の農村から、アメリカ北部の工業都市へ移動していくことに伴って

都市化していく直前のブルースの事らしい。

 

アコースティックギターを使った演奏で

当時、主に白人の大学生くらいの若い年齢層にウケていた音楽なんだって。

有名なアーティストとしては、サニー・ボーイ・ウィリアムソンⅡって人がいるよ!

シカゴブルース

最後は「シカゴブルース」について!

シカゴブルースは

1950年代にアメリカのシカゴで誕生したブルース。

 

それまでは、アコースティックギターで演奏されていたブルースという音楽を

アコースティックギターをエレキギターに持ち替えて、バンドで演奏するっていう表現方法にしたもの。

このシカゴブルースっていうスタイルで、1番有名なのは

マディ・ウォーターズっていうアーティストだよ。

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おすすめのブルース

ここでは

僕のおすすめの、ブルースを演奏してるアーティストを紹介!

Eric Clapton(エリック・クラプトン)

ギターの神様、エリック・クラプトンの音楽のルーツはブルースなんだ。

さっき、デルタブルースの話をした時にもちょっと触れたけど
ロバート・ジョンソンっていうギタリストに憧れて、クラプトンはギターを始めたんだって。

クラプトンは「Me and Mr.Johnson」っていう
ロバートジョンソンの曲をカバーしたアルバムも出してるくらいだからね。
本当に大好きで、リスペクトしてるんだろうね。

B・B KING(ビー・ビー キング)

B・B KING(ビー・ビー キング)は「ブルース界の巨人」と称された、アメリカのブルースマン。

B・B KINGは、さっき紹介したエリック・クラプトンとも親交があって

一緒にアルバムを作ったり、一緒のステージにも立ったこともある。
これ、すごい豪華な競演なんだよ。
例えるなら、ラーメンとカレーをセットで!
みたいな。

とか言ったら怒られるか。笑
でも、とにかくすごく豪華で贅沢な組み合わせなんだ。
自分の愛用のギターに「ルシール」って名前つけて呼んでいたことでも有名。
こういうエピソード、心を惹かれちゃうよね。笑

Robert Johnson(ロバート・ジョンソン)

伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソン。

ロバート・ジョンソンは27歳という若さでこの世を去ってて

残されてる音源は29曲しかないらしい。

それなのに、未だに語り継がれてるんだもん。まさに伝説だよね。

 

あんまりにもギターがうまいから

「十字路で悪魔に魂を売り渡して、その代償としてギターのテクニックを身につけた」

なんて言われてたんだって。

どんだけギターがうまかったんだと思うよね。笑

これが今では「クロスロード伝説」って呼ばれてるんだ。

まとめ

ブルースについての今回の話、どうだったかな?

簡単に話をまとめると

 

・黒人奴隷のワーク・ソングやフィールド・ハラーがブルースの元になった。

・19世紀後半、アメリカ南部に住むアフリカ系アメリカ人の間からブルースが誕生。

・ブルースは孤独や悲しみを歌った音楽。

・ブルースには大きく分けて「デルタブルース」「カントリーブルース」「シカゴブルース」という種類がある。

・おすすめのブルースのアーティストは「エリック・クラプトン」「B・B KING」「ロバート・ジョンソン」の3人。

 

って事だったよね。

 

ブルースって音楽は、なんか泥臭くて、生命の力強さがあって

そこが良さだと思うんだよね。魂の叫びって感じがしてさ。

 

ブルースは後に

ブルースロックやジャズ、ロックなんかのジャンルにも発展していくんだけど

それはまた別のお話。

 

 

それじゃ

今回はこのへんで!

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

飯田正樹

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