こんにちは!
シンガーソングライターの飯田正樹です。
Twitter @mizu_mizuchan
「ギターは顔で弾く楽器」
なんて言われたりする。
もちろん、本当に顔で弾くわけじゃないよ。笑
弾くときに表情を歪めるってことね。
それってどういう時かっていうと
「チョーキング」っていう奏法をやる時なんだよ。
海外では「ベンド」なんて言い方をするみたい。
主にエレキギターで使われる事が多い奏法。
でね。
ギターって、普通はフレ左手でフレット(指板上に付いてる金属のバー)に弦を押さえつけて、音程を変えるよね?
でも、チョーキングって奏法は
弦を上に引っ張って、音程を持ち上げる
っていう、なんとも荒々しい奏法なんだよ。
そして
ギタリストはそのときなぜか「んぁあああ!」って顔を歪めて弾きたがる。笑
さてさて
実際に、チョーキングをするとどういう音になるか、口で説明するより聞いてもらった方が早いかな。
僕のオリジナルの楽曲、「27歳」で説明させてもらうと
(3:08~)
こんな感じで、まさに叫んでるような音なんだよね。
だからギタリストはみんな、チョーキングする時に顔を歪めたがるのかな。笑
あ
そういう僕も、ついついやってしまいます。笑
今日は
チョーキング奏法のやり方と、種類について話してみようかなと思うよ!
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もくじ
チョーキングのやり方
さて、早速やってみよっか!
さっきも言ったけど、チョーキングは
弦を上に引っ張り上げて、音程を持ち上げる
って奏法なのね。
はい!
って事で、実際にやってみよっか!
こうやって
弦をぐい!っと引っ張り上げる!
この写真では、中指と薬指を使って、3弦を手前側に引っ張り上げてる。
どうだろ?できたかな?
最初は指先が痛いと思うけど、これは慣れるしかないから、我慢してね。
ギタリストはみんな通る道だから。笑
その内、指先が少し硬くなってきて、痛くなくなるよ。
重要なポイントとしては
チョーキングをする時は、指の力でやるんじゃなくて
手首を使ってドアノブを捻るような感じ
なんて、よく言われるよ。
あとは
正しい音程まで音を持ち上げる
って事が大事。
中途半端に音程を持ち上げたり、逆に音程を上げすぎたりすると気持ち悪いからね。
チョーキングは音程が命だよ!
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チョーキングの種類
1口にチョーキングって言っても、いくつか種類があるんだよ。
・1音チョーキング
・1音半チョーキング
・半音チョーキング
・クォーターチョーキング(1/4音チョーキング)
・ダブルチョーキング
・ユニゾンチョーキング
こんなにあるんだよ!
すごくない?笑
1つずつ、説明していこう!
1音チョーキング
1番、基本的なチョーキング。
その名の通り、1音分(ギターのフレット2つ分)、音を持ち上げるチョーキング。
もともとの音がドだったら、ミまで上げる感じね。
TAB譜(ギター用の楽譜)では「C.(Cho.)」って表記されるよ。
1音半チョーキング
今度は1音半(ギターのフレット3つ分)、音を持ち上げるチョーキング。
もともとの音がドだったら、ファまで上げる感じ。(ミとファは半音違いの音)
TAB譜では「1H.C.」って表記される。
半音チョーキング
もうここまできたら分かるよね。笑
半音(ギターのフレット1つ分)、音を持ち上げるチョーキング。
これもドレミで言うと、ドをド♯(♯(シャープ)は半音高いって意味)まで持ち上げるって事だね。
TAB譜では「H.C.」って表記されるよ。
クォーターチョーキング(1/4音チョーキング)
クォーターっていうのは1/4って意味なんだ。
1音(ギターのフレット2つ分)の1/4分、音を持ち上げるチョーキング。
ドレミで言うと…表現できない。笑
「微妙に音程が上がったかな?」
ってくらい、ほんの少しだけ音を持ち上げる。
ジャンルで言うと、ブルースなんかでよく使われるよ。
TAB譜では「Q.C.」って表記される!
ダブルチョーキング
2本の弦を同時に持ち上げるチョーキング。
複音チョーキングなんて呼ばれたりもするよ!
TAB譜では「W.C.」って表記されるよ。
ユニゾンチョーキング
このチョーキングは、ちょっと説明がややこしくなるよ。笑
まず、2本の弦を同時に弾く。
その後、音程が低い方の弦をチョーキングして、音程が高い方の弦と同じ音程まで音を持ち上げるチョーキング。
同じ音程で鳴らすから「ユニゾンチョーキング」なんだね。
さっき紹介した「ダブルチョーキング」と混同されてる事がたまにあるけど、違う奏法だから注意してね!
TAB譜では専用の表記はなくて、チョーキングする方の音に「C.(Cho.)」って表記されるよ。
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まとめ
今回はチョーキングについてだったけど、どうだったかな?
簡単に話をまとめてみると
・チョーキングは弦を引っ張り上げて、音を持ち上げる奏法。
・チョーキングは力まかせでやらない。ドアノブを回すようなイメージで手首を使う。
・正しい音程まで音程を持ち上げる。チョーキングは音程が命。
・チョーキングの種類は、1音チョーキング、1音半チョーキング、半音チョーキング、クォーターチョーキング(1/4音チョーキング)、ダブルチョーキング、ユニゾンチョーキングがある。
って事だったよね。
チョーキングは色んな種類があるし、正しい音程を出すのも難しいけど
僕はやっぱり、チョーキングは顔が大事だと思うんだよね。そう、弾く時の顔が。笑
最後に
僕が「THE 顔で弾くギタリスト」だと思ってる
Jimi Hendrix(ジミ・ヘンドリクス 通称、ジミヘン。伝説のギタリスト)の動画を載せて、終わりにしよう。
(1:46~)
どう?めちゃめちゃ顔で弾いてるでしょ?笑
それじゃまたね!
最後まで読んでくれてありがとうございました!