こんにちは!
シンガーソングライターの飯田正樹です。
Twitter @mizu_mizuchan
あなたは
ハーモニクスってなんの事だか分かる?
ハーモニクスっていうのは
通常では出ないような高音(倍音)を出すギターの奏法の事。
「倍音・・・?」
って思うよね。笑
倍音っていうのは、簡単に言うと
基本となる音の、倍の周波数を持った音の事ね。
う~ん。もっと簡単に言うと
「ボーン」って音があったとしたら、ハーモニクスを使って演奏すると「ピーン」ってくらい音が高くなる感じ。(分かるかな?この例え。笑)
今日は
ハーモニクスというギターの奏法について、話していこうと思うよ!
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もくじ
ハーモニクスの種類
ハーモニクスと1口に言っても、いくつか種類があってね。
・ナチュラルハーモニクス
・ピッキングハーモニクス
・タッピングハーモニクス
この3つがある。
それぞれの特徴や、弾き方を見ていこっか!
ナチュラルハーモニクス
ナチュラルハーモニクスっていうのは
特定のフレット(ギターの音程をとるための金属のバー)の上に左手の指で軽く触れて、ピッキング(弦を弾く事)した瞬間に、指を放して鳴らす奏法。
「ピッキングした瞬間に指を放す」って言ってもねぇ。いまいち分からないでしょ?笑
言葉だとわかりにくいから、画像で説明しようか!
こうやって、フレットの上に軽く触れて
ピッキングした瞬間に放す!
うまくいくと、きれいな「ポーン!」っていう音がなるよ。
さっき言った「特定のフレット」っていうのは、いくつかあるんだけど
・5フレット
・7フレット
・9フレット
・12フレット
この4つがよく使われるよ。
ピッキングハーモニクス
ピッキングハーモニクスっていうのは
ピッキングした直後に右手の親指側面を弦に当てて、金属的な倍音を鳴らす奏法。
ハードロックなんかでよく使われる。
こんな感じ。
ピッキングした瞬間に弦に親指を当てる。
ピッキングハーモニクスはかなり難易度が高い。
と言うのも、僕が苦手だからなんだけど。笑
コツとしては、ピック(ギターを弾くためのアイテム)を浅く持つ事かな。
最初は難しいと思うけど
ピッキングとほぼ同時に、右手の指を弦に当てるイメージでやるのがポイント。
うまくいくと「キーン!」って金属的な音がするよ。
あと
これはピッキングハーモニクスだけに限った事じゃないけど、ピッキングする位置がかなり重要。
ピッキングの重要性については、こっちの記事でまとめてるから、良かったら読んでみて!
タッピングハーモニクス
タッピングハーモニクスっていうのは
ナチュラルハーモニクスで触れていたフレットと同じフレットの上から、弦を右手で叩く事で、倍音を鳴らす奏法。
手を弦とフレットに叩きつけた時の打撃音と、ハーモニクスが混じって、独特の音がするよ。
こんな感じで、軽く叩く。
「叩く」って言葉のイメージで強く叩きがちだと思うんだけど、そうすると綺麗に音が鳴らないんだよね。
この奏法、実は僕もかなり多用してます。笑
独特の綺麗な音がかなり好き。
さっき「ナチュラルハーモニクスと同じフレットの上から弦を叩く」って言ったけど、それ以外にも鳴らす方法がある。
押さえてるフレットの12個上のフレットの上から弦を叩くっていう方法もあるんだ。
例えば
2フレットを押さえてたとしたら、17フレットの上から弦を叩く。
5フレットを押さえてたとしたら、20フレットの上から弦を叩く。
って感じだね。
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ハーモニクスを効果的に使った曲
ここではハーモニクスを効果的に使った曲を紹介しよう!
Char(チャー)「Smoky(スモーキー)」
Charは、日本のギタリスト。
この曲のイントロ(0:04~)でも使われてるように
Charさんは、かなり効果的にナチュラルハーモニクスを使用するギタリストだと思う。
Fender(フェンダー)社のStratocaster(ストラトキャスター)っていうエレキギターや、同社のMustang(ムスタング)ってエレキギターに搭載されてる
「アーム」という装置を使って、ギターの音を揺らす「アーミング」という奏法と、ハーモニクスを組み合わせた演奏がすごくカッコ良い!
アームについては、こっちの記事で詳しく書いてるから、良かったら読んでみて!
Charさんはずっと憧れのギタリストなんだ。
ギターの音も、たたずまいも、最高にカッコ良い。
こんな年のとり方したいなーと思います。笑
HISASHI(ヒサシ)「MARMAID(マーメイド)」
う
HISASHIは、日本のバンド「GLAY(グレイ)」のギタリスト。
この曲のイントロ(0:48~)でも使ってるけど
HISASHIさんは、ピッキングハーモニクスを多用してるイメージがあるなぁ。
ピッキングハーモニクスが苦手な僕からすると、よくこんなに多用できるなって思うよ。笑
GLAYは、90年代から現在に至るまでずっと活動していて、ほんとに息が長いバンドだなと思う。
メンバーの仲が良いっていうのもいいよね。
押尾コータロー「戦場のメリークリスマス」
押尾コータローは、日本のギタリスト。
この曲のイントロ(0:54~)を聞いてもらえば分かると思うけど
押尾さんは、タッピングハーモニクスがとにかく上手い。
軽やかに、綺麗な音を曲の中に混ぜ込んでる。
押尾さんは、タッピングハーモニクスと併用して「スラム奏法」っていう、ギターを叩く奏法もよく使う。
スラム奏法については、こっちの記事でまとめてるから、良かったら読んでみて!
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まとめ
今回は
ハーモニクスについての話だったけど、どうったかな?
簡単にまとめると
・ハーモニクスとは、通常では出ないような高音(倍音)を出すギターの奏法の事。
・ハーモニクスには「ナチュラルハーモニクス」「ピッキングハーモニクス」「タッピングハーモニクス」の3種類がある。
・ハーモニクスを効果的に使用するギタリストは「Char」「HISASHI」「押尾コータロー」の3人。
って事だったよね。
ハーモニクスを使うと、普通の演奏とは全然違った雰囲気の音が出るから、アクセントとしておすすめ!
最初はむずかしいかもだけど、なれてきたらできるようになるから頑張ってみてね。
今回はこんな感じで終わりにしよっかな!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
飯田正樹