ピッキングの強弱!ギターのダイナミクスについて

こんにちは!

シンガーソングライターの飯田正樹です。

Twitter @mizu_mizuchan

 

「ギターってどれくらいの強さで弾けばいいの?」

こういう事、考えた事ないかな?

 

「なるべく強く弾いて、大きい音を出せばいいんでしょ!」

うん、昔の僕はそう思ってました。

我ながら、ほんとに浅はかだね。笑

 

ギターは、ただ強く弾けばいいだけじゃない。

強弱のつけ方で、演奏に表情が出るんだ。

 

今はそれが分かる。笑

 

という事で

今日は

ギターの強弱のつけ方について、話していこうかな!

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ギターの強弱

どれくらいの強さでギターを弾けばいいかって

それは、求めてる音色、音量によって違うし、人それぞれなんだけど

強弱のふり幅が大きければ、演奏にダイナミクスが出るよ

って事なんだ。

 

ダイナミクスってのは、簡単に言えば抑揚の事ね。

音の大きさを数字で例えるとさ

1~100

よりも

1~1000

のふり幅があった方が、絶対に抑揚がつくのは分かるよね?

 

なんで抑揚があった方が良いのかって言うとさ

人の感覚って、同じものをずっと感じてると、慣れてきちゃうものなんだよね。

 

例えばさ

味覚で例えると分かりやすいと思うんだけど

ずっと味の濃いものばかり食べてると、味の濃さが足りない気がしちゃうでしょ?

 

これと同じで

ずっと大きな音でギターを弾いてると、耳がそれに慣れちゃって、もっと音量を上げたいと感じちゃう。

だから

ギター強く弾き続けると、聞いてる方はそれを大きな音だと感じなくなっちゃう。

 

また味覚の話に例えると

甘いチョコレートを食べたあと、甘いイチゴを食べても、なんだか甘さが足りない気がするでしょ?

それと全く一緒なんだよね。

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強弱の付け方

演奏にダイナミクスをつけるには、強弱のふり幅が必要だって言ったよね。

じゃ、実際にどうやって強弱をつけるのかって話をしていこう!

 

 

って言っても

答えは簡単だから、すぐ言っちゃうね。笑

 

ギターは左手で押さえて、右手で弾く楽器(右利きの場合ね)だから

強弱をつける時に重要なのは、右手なんだ。

 

弦に対して、どういう角度でピックを当てるかとか

どの位置でピッキング(ギターを弾くこと)するかとか

どのくらいの力でピッキングするかとか

 

つまり

ピッキングがギターの強弱のすべてなんだ。

 

もうこれ以上の説明はないよってくらい。笑

 

ピッキングについては、この記事で詳しく書いてるから、読んでみて!

弾き方だけでこんなに音が変わる!ギターのピッキングのコツ

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いちばん小さい音の出し方

さっき、ギターの音の強弱を数字で表したけど

大体の人は、ギターのダイナミクスをつけようとするとき、大きい音をもっと大きくしようとする。

 

でもさ、その前に

あなたは、本当に本当に小さい音を弾けるんですか?

って話なんだよ。

かすかに聞こえるくらいの音

ギターのピッキングでこれを表現するのって、すごく難しいんだよ。

 

 

ちょっとここで、僕の思い出話を挟むと(ちゃんと強弱の話に繋がります。笑)

 

昔、好きだった女の子が絵描きを目指してる子でさ

僕はその子に絵の描き方について教えてもらった事があるんだ。

その子と仲良くなりたいからっていう、下心で。笑

 

でね

「えんぴつ1本で、どこまで濃淡を表現できるか、やってみて!」

って言われて。

gradation

こんな感じで、ものすごく薄い灰色(ほとんど白)から、真っ黒まで

えんぴつ1本だけで、グラデーションを作っていくんだけどさ。

これが本当に難しいんだよ。

真っ黒にするのは簡単だよ?塗りつぶすだけだから。笑

でも、白に限りなく近い灰色を表現するのは本当に難しいんだ。

 

はい、思い出話は終わりね。

ちなみに僕はその女の子に3年間で3回振られるんだけど、この話はまたいつか。笑

 

 

本題に戻すけど

さっきのえんぴつの話と、ギターの音の強弱もまったく一緒なんだよね。

つまり

ダイナミクスをつける時、本当に重要なのは

大きい音よりも、小さい音の方なんだ。

 

必要以上に強い音を出そうとする必要はないんだよ。

だって、出せる限界の音量っていうのは決まってるから。

 

じゃ

抑揚をつけて、迫力を出したい時はどうしたらいいかって

実際に出ている音量よりも、大きい音だと感じさせればいいんだよ。

味の薄いものをたくさん食べたあと、味の濃いもの食べた時のイメージね。笑

どれだけ小さい音を出せるようになるかって事が重要なの。

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まとめ

今回はギターの強弱についての話だったけど

どうだったかな?

 

簡単にまとめると

 

・強弱のふり幅が大きければ、演奏にダイナミクスが出る。

・強弱をつける時に重要なのは、右手。

・ダイナミクスをつける時、重要なのは、大きい音より、小さい音の方。

 

って事だったよね。

 

ギターの強弱って本当に難しくてさ

今でも僕は満足いってなくて、練習してる。

 

ライブだとついついテンション上がって、必要以上に強く弾こうとしちゃったりするしね。

どんな事もそうだけど、意識しないでも当たり前にできるくらいにならないと、ダメなんだよね。

精進します。笑

 

 

って事で

今回はこのへんで!

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

 

飯田正樹

 

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