こんにちは!
シンガーソングライターの飯田正樹です。
Twitter @mizu_mizuchan
ギターの機材にはさ。
「エフェクター」っていう
電気的にギターの音を変えるものがあるのね。
「電気的に音を変えるって…?」
って思ったよね?笑
簡単に説明すると
主に、エフェクターを使うのは、エレキギターっていう楽器で。
エレキギターっていうのは
弦の振動を「ピックアップ」っていう機材を使って、電気信号に変換してるのね。
つまり、ここでいう電気信号=エレキギターの音なんだけど
その電気信号に変化を加えて、音を変える機材がエフェクターなんだ。
今日はね。
ギターのエフェクターの種類と効果について
初心者にもわかりやすいように
解説していこうと思うよ!
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エフェクターって?
エフェクターっていうのは、さっきも言ったけど
ギターの音(=電気信号)を、変化させるための機材。
こんな感じのやつだよ。
引用元:https://www.digimart.net/
エフェクターは
9ボルト電池や、専用の電源アダプターで駆動するよ。
こんなやつね。
必要な電源は、機種によっても変わってくる。
そして
演奏する時に足元に置いて、足で踏んで、作動させる。
足で踏むから「エフェクトペダル」や「ペダル」
「ストンプボックス」なんて呼んだりもするよ。
価格は数千円から、数十万のものまである。
信じられる?
このただの金属の箱がだよ?
好きな人じゃなきゃ、絶対理解できない世界だよね。笑
でも、それくらいに奥が深いし
人を魅了する魅力があるんだよね。
僕も大好きです。笑
僕のエフェクターコレクションの1部。
好きなのが伝わるでしょ?笑
ちなみに
世界で1番最初のエフェクターが発表されたのは
1966年の事なんだって。
こうやって見ると、ずいぶん歴史があるんだね。
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エフェクターの使い方
エフェクターって
足で踏んで、使うって言ったけどさ。
「え?それって、どうやるの?」
って思うよね。
初心者にも分かるように、ちゃんと解説するよー!
まず、エフェクターを使わない場合だと
こんな感じにセッティングするのね。
1番シンプルなこのセッティングは
ギターとアンプをシールド(ギターの音を伝達するケーブル)で直に繋ぐから
「アン直」とか「アンプ直」
なんて言われるよ。
エフェクターを使う場合は
ギターとアンプの間に、エフェクターを繋ぐ。
こんな感じ!
で
音を変えたい時に、エフェクターのスイッチを足で踏んづける。
エフェクターを使用する事を
エフェクトをかける
って表現したりするよ。
エフェクターは、シールドを繋ぐ方向が決まってるんだ。
「in put(インプット)」って書いてある方に、ギター側から伸びたシールドを
「out put(アウトプット)」って書いてある方に、アンプ側に繋ぐシールドを。
っていう決まりがあるよ!
画像で見ると、こんな感じね。
あ、そうそう。
エフェクターを1つ繋ぐ場合は、シールドが2本必要になるよ。
2つ以上繋ぐ場合は「パッチケーブル」っていう、短いシールドを使うといいよ。
こんな感じのやつね!
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エフェクターの種類
エフェクターは、大きく分けて
・歪み(ひずみ)系
・空間系
・モジュレーション系
・フィルター系
・ピッチシフト系
・その他系
っていう6つの系統があるのね。
例えば、空間系のエフェクターなら
ギターの音に、残響音を加える効果を持ってる。
それぞれの系統の中で、更に種類があってさ。
例えば、歪み系のエフェクターなら
「オーバードライブ」「ディストーション」「ファズ」「ブースター」
とかね。
それぞれ、音へのかかり具合、効果の違いがあるよ。
更に言うと
「コンパクトエフェクター」
と
「マルチエフェクター」
っていう2種類のタイプがある。
コンパクトはこんなやつ。
引用元:https://www.digimart.net/
マルチはこんなやつね。
引用元:https://www.digimart.net/
基本的に
コンパクトエフェクターは、1つのエフェクト効果のみで
マルチエフェクターは、複数のエフェクト効果を使う事ができるよ。
「なら、マルチの方がいいじゃん!」
って思うかもだけど
マルチエフェクターは、本体が大きくて重い事が多いし
コンパクトエフェクターの方が、エフェクトの質が高い事が多い。
でもこれは、好みや用途によって選べばいいし
コンパクトとマルチを組み合わせて、一緒に使う場合もあるよ。
色々、種類や効果があるのは分かったと思うけど
これだけの説明じゃ、まだ分からないと思うから
それぞれ、詳しく解説していこうか!
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歪み系
まずは、ロックには必須の「歪み系」から解説!
オーバードライブ
引用元:https://www.digimart.net/
オーバードライブは
アンプ(エレキギターの音を出すスピーカー)の歪みを再現したエフェクター。
…って言っても
「歪む」ってよくわかんないよね。笑
簡単に言うと
ギターの「シャラーン」って音が「ジャラーン!」
って変わる感じ。
少し音が潰れて、割れるようなイメージかな。
で
どういう時に音が歪むかって言うと
アンプの音量を上げていくと、ギターの音が歪むのね。
イメージで言うと
車のアクセルをずーっと踏み続けて
エンジンに付加をかけて、限界まで回す感じ?
うーん。
この例え、分かるかな?笑
要は
アンプに過大入力をして、負荷をかける感じ。
そうすると、限界を超えて、音が歪む。
でも、これだと
かなりの音量まで上げないと、音が歪ませられない。
となると
「小さな音量じゃ歪んだギターの音は作れない」
って事になる。
そこで
音量を上げなくても
アンプの歪みを再現してくれるのが「オーバードライブ」なんだよ。
代表的なオーバードライブは
「BOSS(ボス) OD-1」
「Ibanez(アイバニーズ) TUBESCREMER(チューブスクリーマー)」
「KLON(クローン) Centauer(ケンタウロス)」
なんかがあるよ。
オーバードライブについては
こっちの記事で、詳しく書いてるよ!
ディストーション
引用元:https://www.digimart.net/
ディストーションは
さっき紹介した「オーバードライブ」よりも、強く歪むエフェクター。
ハードロックなんかでよく使われる。
オーバードライブが「ジャラーン!」なら
ディストーションは「ギャラーン!」って感じ!
かなり強く、ギターの音を歪ませる事ができるよ。
代表的なディストーションは
「BOOS DS-2」
「ProCo(プロコ)RAT(ラット)」
「MXR(エムエックスアール)Distortion+(ディストーションプラス)
なんかがあるよ。
ファズ
引用元:https://www.digimart.net/
ファズは
「歪み系」の中でも、1番強い歪みを作る事ができるエフェクター。
ディストーションが「ギャラーン!」だったら
ファズは「ブォギュァラーン!!」って感じかな。笑
かなり凶暴な音になるね。
ファズは
ギターの元の音(=原音)が分からなくなるくらい、激しく歪む。
「轟音」って言われるくらい、暴力的な音だよ。
代表的なファズは
「Electro-Harmonix(エレクトロハーモニクス)BIG MUFF(ビッグマフ)」
「JIM DUNLOP(ジムダンロップ)FUZZ FACE(ファズフェイス)」
「Z.VEX(ズィーベックス)FUZZ FACTORY(ファズファクトリー)」
なんかがある。
ちなみに、ファズは歪み系のエフェクターの中で
1番最初に作られたエフェクターらしい。
ファズを愛用した、伝説のギタリスト
「ジミヘンドリクス」については、こっちの記事で書いてるよ!
ブースター
引用元:https://www.digimart.net/
ブースターは
ギターの音量や歪み、音域を押し上げてくれる(=ブースト)エフェクター。
例えばさ。
ギターソロの場面で
「もうちょっとギターの音を大きくしたいな…。」
って思ったとするじゃん?
そういう時にブースターを踏むと、ギターの音が前に出てくるよ。
もっと分かりやすく言うと
ブースターを踏むと、ギターの音がはっきり聞こえる様になるイメージかな!
ここぞ!って時に踏むエフェクター。
代表的なブースターは
「MXR MicroPreAmp(マイクロプリアンプ)」
「keeley(キーリー)Katana Boost(カタナブースト)」
「Xotic Effects(エキゾチック エフェクト) EP Booster」
なんかがあるよ。
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空間系
次は、幻想的な音を作るのにかかせない「空間系」を見ていこっか!
ディレイ
引用元:https://www.digimart.net/
ディレイは
ギターの音を、時間差で返してくれるエフェクター。
すごく簡単に言うなら
やまびこ効果を作ってくれるエフェクターだね。
ディレイって
使い方や、アイディアによって
無限の可能性を秘めてるエフェクターだと思う。
幻想的な雰囲気も作れるし、音に疾走感を出したりもできる。
僕も大好きで、これでもかってくらいに愛用してます。笑
代表的なディレイは
「BOSS DM-2」
「Strymon(ストライモン)TIMELINE(タイムライン)」
「LINE6(ラインシックス)DL-4」
とかだよ!
ディレイについては
こっちの記事で詳しく書いてる!
リバーブ
引用元:https://www.digimart.net/
リバーブは
ギターの残響音を残すエフェクター。
「残響音」とか言うと、難しい感じがするけど
カラオケのエコーをイメージしてもらうと分かりやすいかも!
これも大好きなエフェクター。
リバーブを踏むと、雰囲気が出るって言うかね…。
ギターの腕前が、少しごまかされる。笑
あんまり深くかけすぎると
音がぼやけちゃうから、かけすぎ注意ね!
代表的なリバーブは
「BOSS RV-6」
「Strymon Blue Sky Reverb(ブルースカイ リバーブ)」
「tc electronic(ティシーエレクトロニック)Hall of Fame REVERB(ホールオブフェイムリバーブ)」
なんかがあるよ。
リバーブについては
こっちの記事で詳しく書いてるから、読んでみて!
ギターのエフェクター「リバーブ」とは?おすすめから使い方まで!
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モジュレーション系
次はね。
音を揺らして、ちょっと変わった音を出せる「モジュレーション系」の解説!
コーラス
引用元:https://www.digimart.net/
コーラスは
ギターの音程を微妙にズラして、その音を原音に重ねるエフェクター。
ギターの原音と、微妙に音程をズラした音を重ねる事で
音に厚みもでるし、不思議で綺麗な、透明感のある音を作れるよ。
代表的な機種は
「BOSS CE-3」
「MAXON(マクソン)CS550」
「Electro-Harmonix Small Clone(スモールクローン)」
なんかがあるよ。
フェイザー
引用元:https://www.digimart.net/
フェイザーは
ギターの原音に、不規則に位相をズラした音を混ぜるエフェクター。
フェイザーってさ。
フェイズ(位相)をシフト(可変)させるってとこから、名前がついて。
正式名称は、phase shifter(フェイズシフター)っていうのね。
これがなまって、フェイザーになったらしい。
って言うかさ。
「位相」とか言われても、分からないよね。笑
位相って言うのは、簡単に言うと
音の波(波形)の位置を示す言葉。
その位置をズラして、元の音に混ぜる事で
「ミョワ~ン」っていう、独特の音になるんだ。
いいのか、こんな説明で…!
でも、これ以上の説明ができない。笑
ジャンルで言うと
ファンクや、ロックでよく使われるよ。
代表的な機種は
「MXR Phase90」
「ARION(アリオン)SPH-15」
「BOSS PH-3」
なんかがあるよ!
フランジャー
引用元:https://www.digimart.net/
フランジャーは
ギターの音にうねりを加えるエフェクター。
「うねり?」
って思うかもしれないけど。笑
うーん。そうだなぁ。
ギターの音を、洗濯機の中に入れて回してる感じって言うか。
とにかく、音がうねるんだよ。笑
このうねりを利用して
設定次第では、ジェット機の様な音も作れるんだ。
代表的な機種は
「BOSS BF-3」
「MXR M-117R」
「Strymon Orbit Flanger(オルビットフランジャー)」
とかがあるよ。
トレモロ
引用元:https://www.digimart.net/
トレモロは
ギターの音量を連続的に上げ下げして、音を揺らすエフェクター。
このエフェクターも、幻想的な音を作るのに、とっても向いてる。
音を揺らす事で、音像をやわらかくするようなイメージかなー。
僕も好きで、よく使うよ。
代表的な機種は
「BOSS TR-2」
「Strymon FLINT(フリント)」
「HOTONE(ホットーン)TREM」
なんかがあるよ。
ビブラート
引用元:https://www.digimart.net/
ビブラートは
トレモロとは少し雰囲気の違う、音の揺れを作るエフェクター。
「トレモロとどう違うの?」
って思われそうだね。
これはねー。
トレモロは、音量の上下で音を揺らしてて
ビブラートは、音程の上下で音を揺らしてるんだよね。
同じ「音を揺らす」でも
ニュアンスがだいぶ違うよ。
代表的な機種は
「BOSS VB-2W」
「Suhr(サー)Alexa(アレクサ)」
「JHS Pedals(ジェイエイチエスペダル)Emperor(エンペラー)」
なんかがあるよ。
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フィルター系
どんどんいくよー!
ここでは、周波数の帯域を動かして、音を変える「フィルター系」の解説をするね。
イコライザー
引用元:https://www.digimart.net/
イコライザーは
ギターの音の周波数を抑えたり、強調したりできるエフェクター。
例えば
「なんか高音がキンキンするなぁ…。」
って時は、その音域の周波数を抑えたり
「低音が埋もれてる気がする。」
っていう時は、その音域の周波数を際立たせる。
イコライザーは、自分好みの音を作っていく上で
かなり重要な存在だよ。
ちなみに、イコライザーには
グラフィックイコライザー(通称、グライコ)と
パラメトリックイコライザー(通称、パライコ)っていう
2種類のタイプがあるよ。
グライコは、調整できる周波数が決められたタイプ。
パライコは、調整できる周波数も、自分で決められるタイプ。
一般的に、グライコの方が
初心者には向いてるって言われてるよ。
代表的な機種は
「BOSS GE-7」
「MXR 10 Band EQ」
「EMPRESS(エンプレス)Para EQ」
なんかがあるよー!
ワウ
引用元:https://www.digimart.net/
ワウ(=ワウペダル)は
ペダルの踏み込みで、強調する音域を連続可変する事ができるエフェクター。
ペダルをつま先側に踏み込むと、低音が
かかと側に戻すと高音が強調されるよ。
低音が強調されると、モコッとした音になるし
高音が強調されると、キンキンした音になるんだ。
これを、演奏にあわせてやると
ギターの音が「ワウワウ」ってなる。
だから
ワウペダルって言うらしいよ。笑
ジャンルで言うと
ブルースやファンク、ロックでよく使われるよ!
代表的な機種は
「JIM DUNLOP(ジムダンロップ)cry baby(クライベイビー)
「VOX(ボックス)V846」
「IBANEZ(アイバニーズ)WH10V2」
とかがあるよ。
オートワウ
引用元:https://www.digimart.net/
オートワウは
その名の通り、自動でワウペダルの音を作り出してくれるエフェクター。
ワウペダルって、演奏しながら
足で操作しないといけないからさ。
なかなか演奏に集中できないのよ。笑
そんな問題を解決してくれるのが、オートワウ。
足で操作しなくても、勝手に「ワウワウ」させてくれるからね。笑
代表的な機種は
「Electro-Harmonix Q-TRON(キュートロン)」
「BOSS AW-3」
「DOD(ドット)Envelope Filter 440」
なんかがあるよ。
ピッチシフト系
次は、ピッチシフト系のエフェクター!
ギターの音程を変化させて、特徴的な音を作る事ができるよ!
オクターバー
引用元:https://www.digimart.net/
オクターバーは
ギターの音に、オクターブ上の音や、オクターブ下の音を足せるエフェクター。
オクターバーを使うと、一本のギターなのに
複数のギターで弾いてるような、重厚感が出せるよ。
代表的な機種は
「BOSS OC-3」
「Electro-Harmonix POG」
「Roger Mayer(ロジャーメイヤー)Octavia(オクタビア)」
なんかがある!
ピッチシフター
引用元:https://www.digimart.net/
ピッチシフターは
その名の通り、ピッチ(音域を)シフト(可変)するエフェクター。
例えば、原音にオクターブ上の音を混ぜる事もできるし
原音を鳴らさないで、1音上の音だけ鳴らす事もできる。
アイディア次第で、色んな使い方ができるね。
定番の機種は
「BOSS PS-2」
「Eventide(イーブンタイド)Pitch Factor(ピッチファクター)」
「Mooer Pitch Box」
とかかな。
ハーモナイザー
引用元:https://www.digimart.net/
ハーモナイザーは
ギターの音に、ハーモニーを足せるエフェクター。
ハーモニーって言うと分かりづらいか。笑
要は
「和音を足せるエフェクターだよ」
って事ね。
例えばさ。
「ド」の音を弾いてる時に、ハーモナイザーを使うと
「ミ」の音と「ソ」の音を足してくれたりするんだ。
これで「C(ド・ミ・ソ)」のコード(和音)になる。
どう?すごいでしょ?
これも、さっき紹介した「オクターバー」と同じ様に
1人で弾いてるとは思えない音が出せるエフェクターだよ。
代表的な機種は
「BOSS PS-6」
「T-Rex(ティーレックス)Quint Macine(クイントマシン)」
「tc Quintessence Harmony(クイテッセンス ハーモニー)」
なんかがあるよ。
ワーミー
引用元:https://www.digimart.net/
ワーミーは
ペダルの踏み込み具合で、ピッチを変化させるエフェクター。
これね。
簡単に言うと
さっき紹介した「ワウペダル」と「ピッチシフター」と「ハーモナイザー」が
合体したようなエフェクターで、Digitechって会社が販売してる。
演奏中に、ペダルを踏み込んだり、戻したりする事で
音程を上げ下げして、かなり特徴的な音を作る事ができるよ。
代表的な機種は
「Digitech Whammy1(ワーミー)」
「Digitech Whammy4」
「Digitech Whammy5」
なんかがあるよ!
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その他系
よし、ようやく最後だよ!
長かったしょ。笑
ここでは、今まで紹介してきた系統には属さない
エフェクター達や、エフェクターの周辺機器を紹介するよ!
コンプレッサー
引用元:https://www.digimart.net/
コンプレッサーは
小さい音は持ち上げて、大きい音は潰す事で、ギターの音量を揃えるエフェクター。
さっきも言ったけど
コンプレッサーを使うと
小さすぎる音は、持ち上げられるし
大きい音は、潰されて小さくなる。
「なんでそんな事をするの?」
って思わない?笑
ギターって楽器を弾く中で
1番難しいのって、音の強弱だと思うのね。
そこで、上手いか下手かが分かれるんだ。
コンプレッサーは、それを手助けしてくれるエフェクター。
…なんか
そう言うと、あんまイメージ良くないけど。笑
「均一の音量で弾く」
って本当に難しいからね。
こうやって、音量のバランスをとる事を
「音の粒を揃える」
なんて表現したりするよ。
コンプレッサーは、音を潰す事で
サスティン(音の伸び)を増やす事もできるよ。
とにかく
レコーディングには必須のエフェクターなんだ。
代表的な機種は
「MXR DYNA COMP(ダイナコンプ)M-102」
「BOSS CS-3」
「tc Electronic Hyper Gravity Compressor(ハイバーグラビティーコンプレッサー)」
なんかがあるよ。
ルーパー
引用元:https://www.digimart.net/
ルーパーは
演奏した楽器の音や、自分の声を重ねる事ができる機材。
「重ねる」って分かりづらいよね。笑
要は
「録音→再生→再生した音の上に、更に録音」
っていう手順を繰り返す事で
1人で鳴らしてるとは思えない音を出す事ができるんだよね。
これを
「多重録音」
って言ったりするよ。
ルーパーがあれば
「ギターの音」「ベースの音」「ギターのボディ(胴体)を叩いた音」
を同時に出す事もできる。
これなら
ギター1本でも、バンドに負けないような音だって出せる。
これってすごくない?笑
代表的な機種は
「BOSS Loop Station(ループステーション)RC-300」
「TC Electoronic Ditto(ディット)」
「Digitech JamMan(ジャムマン)」
なんかかな。
ルーパーについては
こっちで詳しく書いてるよ!
ボリュームペダル
引用元:https://www.digimart.net/
ボリュームペダルは
ペダルの踏み込み加減によって、音量の上下を調整できる機材。
これは、さっき紹介した「ワウペダル」とか「ワーミー」の
音量変化バージョンみたいなエフェクター。
普通、ギターの音量って
ギター側に付いてるボリュームか、アンプ側のボリュームをいじって調整するのね。
でも、それだとさ。
演奏中に音量を変えるのが難しい。
そこで
「なら、足でやっちゃえばいいじゃん!」
っていうのが
このボリュームペダル。
非常に理にかなってるよね。笑
代表的な機種は
「BOSS FV-500」
「ERNIE BALL(アーニーボール)6166」
「KORG(コルグ)XVP-20」
なんかがあるよ。
ラインセレクター、A/B BOX、スイッチングシステム
引用元:https://www.digimart.net/
ラインセレクターは
複数の音の信号を切り替える機材。
ラインセレクターの1つの使い方を紹介するね。
例えばさ。
歪んだセッテイングのアンプと
クリーン(エフェクトがかかってない状態)のアンプを
曲中に切り替えたい時があったとして。
アンプとギターの間に、ラインセレクターを通しておけば
2つのアンプを、足元だけで切りかえらるんだよ。
他にも
複数のエフェクター(例:オーバードライブとディレイ)を
スイッチ1つで切り替えたり
アイディア次第で、使い方は色々ある。
3系統以上の回路を切り替えて使うのが、ラインセレクター。
「A」か「B」の、2系統の回路を切り替えて使うのが、A/B BOX。
更に、それ以上の回路を切り替えられるのが、スイッチングシステム。
スイッチングシステムは
複数のエフェクターの組み合わせを記録して
それをスイッチ1つで切り替えたり
細かい設定ができるよ!
代表的な機種は
「BOSS LS-2」
「CAJ(カスタムオーディオジャパン)X Select(エックスセレクト)」
「Providence(プロビデンス)PEC-4V」
なんかがあるよ!
バッファー
引用元:https://www.digimart.net/
バッファーっていうのは
ギターの信号を、ハイインピーダンスから
ローインピーダンスに変換してくれる機材。
「はい?インピーダンス?なにそれ?」
って思うよね。笑
インピーダンス=電気抵抗の事。
なんだけど…
難しい話はすっとばして、説明すると
ハイインピーダンスは、ノイズが乗りすい。
だから、バッファーを使って、ローインピーダンスに変換する。
要は、音質の定価を防いでくれる機材だね。
バッファーには、もう1つの役割がある。
それは、音の信号を強くしてくれるって事。
ギターから発する信号って、そのままだと弱いのね。
だから、エフェクターをいっぱい通すと
その影響を受けて、音が変わっちゃう。
例えるなら、そうだなー。
自分の考えをしっかり持ってない
弱弱しい人(ハイインピーダンス)が
個性の強い人達(エフェクター)と会話したら
自分の考えがどんどん変わっていっちゃう…。
みたいな感じ。笑
最初にバッファーを通しておく事で
信号が強くなって、音が変わりにくくなるよ!
さっきの話で言えば、自分の考えが揺らがなくなる!笑
とにかく
エフェクターをたくさん使う人には、必須な機材だね。
そうそう。
バッファーには、通すだけで
「良い音(感じ方に個人差があるけど。笑)」
になるって事が、売りのものもあるよ。
代表的な機種は
「Providence VZF-1 」
「CAJ IN and OUT(イン&アウト)」
「Crews Maniac Sounds(クルーズ マニアックサウンズ)buffout(バッファアウト)」
なんかがあるよ!
パワーサプライ
引用元:https://www.digimart.net/
パワーサプライは
エフェクターに、電源を供給するための機材。
最初に、エフェクターって
電池、もしくは電源で駆動するって話したじゃない?
「電池でも動くなら、電源なんかいらなくない?」
って思うかもだけど。笑
電池よりも、電源の方が
安定した電気を供給できるんだよね。
電池は、使ってるうちに容量が減っていっちゃうからね。
かと言って
複数のエフェクターを使う時に、1つずつに対応する電源を
バラバラに持っていくのも、大変でしょ?重いしさ。笑
そういう時に便利なのが、パワーサプライなんだよ。
1台で、複数のエフェクターに電源供給できるからね。
しかも、良質な電源を繋ぐと、ギターの音も良くなるんだ。
嘘みたいな話だけど
これ、本当だからね。笑
パワーサプライと音の関係については、こっちで詳しく書いてるよ!
チューナー
引用元:https://www.digimart.net/
チューナーは
ギターのチューニング(調律)をするための機材。
チューナーは音を変える機材じゃないから、エフェクターとは別なんだけど
足元に一緒に並べられて、使われる事が多い。
楽器屋さんでも、エフェクターコーナーに置いてある事が多い。
形や、足で踏んで作動させるってところも一緒だしね。笑
マルチエフェクターの中には、チューナーを内蔵してる物もあるよ。
代表的な機種は
「KORG(コルグ)DT-10」
「BOSS TU-3」
「tc electronic POLYTUNE(ポリチューン)」
なんかがあるよ。
チューナーについては
こっちで詳しく書いてるよ!
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まとめ
今回は
エフェクターについての話だったけど、どうだった?
今回の話を、簡単にまとめると
・エフェクターとは、電気的にギターの音を変える機材
・エフェクターを作動させる時は、足でスイッチを踏む
・エフェクターは、電池、又は電源で駆動する
・エフェクターには「歪み系」「空間系」「モジュレーション系」「フィルター系」「ピッチシフト系」「その他系」などの種類がある
・コンパクトエフェクターと、マルチエフェクターがある
って事だったよね。
最初にも言ったけど、エフェクターの世界って奥が深い。
音はもちろん、デザインも、各メーカーの個性があっていい。
ルックスから音を想像させてくれるような
そんなエフェクターが、僕は好きなんだ。
眺めてるだけでワクワクするし、楽しいもん。笑
あなたも
エフェクターの世界にどっぷりはまってみてね。笑
それじゃ
今回はこんへんで!
最後まで読んでくれてありがとうございました!
飯田正樹