曲作りの順番!作詞・作曲の手順とメリット・デメリット

こんにちは!

シンガーソングライターの飯田正樹です。

Twitter @mizu_mizuchan

あなたは

曲を作る時、どんな順番で作ってるかな?

 

曲作りの順番には、いくつかのパターンがある。

そして、それぞれにメリット・デメリットがあるんだ。

それを理解しておく事で、自分に合った

曲作りの方法を選ぶ事ができるよ!

 

今日は、曲作りの順番のパターンと

それぞれのメリット・デメリットについて、話をしていこうと思います!

曲作りの順番は4つのパターンがある

曲作りの順番には

 

・歌詞から作る

・曲から作る

・伴奏から作る

・すべて同時に作る

 

っていう、4つのパターンがあるよ。

 

それぞれの作り方と、メリット・デメリットを解説していくね!

歌詞から作る

歌詞から曲を作っていく事を

「詞先(しせん)」

って言うんだ。

その名の通り、歌詞を先に書いて、そこにメロディーを乗せていく作り方だよ。

詞先のメリット

詞先のメリットは

“字数の制限なしで歌詞が書ける”

って事。

 

メロディーが先にあると、そこに乗せられる歌詞の文字数って

どうしても制限が設けられちゃう。

 

例えば、「あなたは」って歌詞を乗せたくても

メロディーが3つの音符だったら、乗せられないよね。

こんな風に、メロディーが先に決まっていると

「本当はこういう歌詞を書きたいけど、文字数的に入らない…。」

っていう事もあるんだ。

 

だけど、先に歌詞から書くんだったら、その制限がないよね。

詞先で作る事の最大のメリットは

メロディーによる字数制限がなしで、歌詞が書ける事にあるよ。

詞先のデメリット

詞先のデメリットは

“歌詞に後からメロディーを乗せるのが難しい”

って事だね。

 

例えば、1番と2番で、歌詞の文字数が大幅に違うとする。

そうすると、メロディーの使いまわしができないよね。

だから、また新たなメロディーを考えなきゃいけない。

 

そして

詞先だと、どうしても歌詞が長くなりがちなんだ

やっぱり、文字制限がない分、自分の伝えたい事を

詰め込みたくなっちゃうからね。笑

 

でも、作文みたいに長い歌詞に、メロディーは乗せられないよね?

仮に乗せられたとしても、ものすごい長い曲になっちゃう。笑

歌詞っていうのは、どれだけ良い内容のものが書けたとしても

メロディーを乗せられなければ、意味がないからね。

 

だから、詞先で曲を作る時は

「なるべく短めに歌詞を書こう…!」

っていう事を意識しておくといいよ。

曲から作る

メロディーから曲を作る事を

「曲先(きょくせん)」

って言うよ。

 

これも、名前の通りだね。笑

曲先のメリット

曲先のメリットは

“歌詞に縛られる事なく、自由にメロディーを作れる”

って事だね。

 

歌詞が先にあると、それに合わせてメロディーを作らなきゃいけない。

「こういうメロディーの方が良いと思うけど

歌詞の文字数と合わないから、使えないな…。」

っていう事だってある。

 

だけど、先にメロディーから作るのであれば

何の制限もなく、自由にメロディーを作る事ができるよね。

これが、曲先の最大のメリットだよ。

曲先のデメリット

曲先のデメリットは

“メロディーに歌詞の文字数を合わせる事が難しい”

って事かな。

 

「良いメロディーができたけど、これにうまくハマる歌詞が書けない…。」

って悩んだ事、僕も何度もあるよ。笑

 

こういう場合はね。

同じような意味を持つ、字数が合う言葉に置き換えたり

違う言葉を探したりするといいよ。

 

例えば、あなたが

“あなたはわたしにとって眩しい存在”

という歌詞を乗せたいとしよう。

でも、メロディーに歌詞の文字数が合わない。

 

そうしたら

“あなたはわたしにとって光”

という風に、言い回しを変えるんだ。

元の歌詞と似たような意味だし、文字数もメロディーと合ったでしょ?

 

こんな風にメロディーに合わせて、歌詞を微調整するといいよ!

コード進行から作る

歌詞やメロディーからじゃなくて

曲の伴奏となる、コード進行から作るっていうやり方もあるよ。

 

「コード」っていうのは、和音の事ね。

コード進行から作るメリット

コード進行から作るメリットは

“最初から曲の方向性を、ある程度決める事ができる”

って事。

コード進行って、いわば曲の土台みたいなものだからね。

だから、そこを先に固めてしまう事で

曲の方向性や、歌詞の世界観も、ある程度決まるんだ。

伴奏がすごく明るい雰囲気なのに、そこに暗いメロディーや歌詞を乗せようと思わないでしょ?笑

 

こんな風に、どういうコード進行を使うのか先に決める事で

初心者の人でも、歌詞やメロディーを作りやすくなるよ。

コード進行から作るデメリット

コード進行から作るデメリットは

“知ってるコード進行が少ないと、作る曲がマンネリ化する”

って事だね。

 

コード進行っていうのは、ある程度のパターンが決まっているのね。

だから、知っているパターンが少ないと

全部同じようなコード進行で、曲を作る事になっちゃうんだ。

 

それと

“ギターか、ピアノが弾ける事が前提”

って事だね。

歌詞や曲は、楽器がなくても作る事ができるけど

コード進行から作る場合、ギターかピアノが弾けないと

コードを鳴らす事ができないからね。

 

ただ、楽器が弾けない人でも

スマホのアプリや、DTM(パソコンを使った音楽制作)で

コードを鳴らす事ができる。

ギターやピアノが弾けないからって、絶対にできないわけじゃないよ!

すべて同時に作る

歌詞とメロディー、伴奏を頭の中でイメージして

すべて同時に作るっていうやり方もあるんだ。

 

言わなくても分かると思うけど、一番難易度が高いです。笑

すべて同時に作るメリット

すべて同時に作るメリットは

“歌詞、メロディー、伴奏のまとまりがある”

っていう事だね。

すべてを同時に作っているんだから、当たり前っちゃ当たり前なんだけど。笑

 

でも、この方法は

歌詞やメロディー、伴奏を、それぞれ個別に作っていくのとは

大きく違う所があるんだ。

 

それは

“頭の中で鳴っているメロディー、言葉、音を再現する”

という所にある。

つまり、イメージができた時点で、曲がほぼ完成しているって事。

あとはそれを、自分が再現するだけなんだ。

だから

“イメージ通りの曲が作れる”

っていうのも、大きなメリットだね。

 

「特別な才能がある人しかできなさそう…。」

って思うかもしれないけど、曲作りの経験を積んでいくと

自然とできるようになっていくよ!

すべて同時に作るデメリット

すべて同時に作るデメリットは

“ある程度、曲作りの経験がないと難しい”

っていう事。

 

ある程度、曲作りの経験がある人は

歌詞・メロディー・伴奏のイメージが浮かぶんだけど

まだ曲作りの経験が浅い人は、これが難しいと思うんだ。

だから、中級者~上級者向けの作り方と言えるかな。

 

あとは

“イメージが浮かばないと曲が完成しない”

っていう事。

 

さっきも言ったけど、この方法は

“自分がイメージしたものを再現するだけ”

なんだ。

だからこそ、なかなかイメージが浮かばなくて

いつまで経っても曲が完成しない事もあるんだ。

 

そして、“イメージを再現する”というのも

そんなに簡単な事じゃないんだよね。

例えば、頭の中のコードの音のイメージを辿って

「こんな感じの響きのコードかな…!いや、もうちょっと違う気がする…。」

っていう風に、一音一音、探っていかないといけない。

これが、とても時間がかかるんだよね。

初心者は詞先か、コード進行から作るのがおすすめ

「曲作りの順番は、色んなパターンがあるのは分かったけど

どれが一番楽に作れるの…?」

って思っている人もいるでしょう!

今まで曲作りの経験がない人や、曲作り初心者は

詞先か、コード進行から作るのをおすすめするよ。

 

なんでこの2つの方法がおすすめなのか、詳しく解説していくね。

詞先がおすすめの理由

今までの人生で、作曲なんてやった事ない人がほとんどだろうし

いきなりメロディーを浮かべるのって、ハードル高いよね。

 

「作詞もやった事ないけど…。」

って思うかもしれない。

でも、僕達は普段から、誰かと会話したり、メールやLINEをしたり

手紙を書いたり、自分の気持ちを言葉に変換してる。

つまり、『言葉を使った表現』に慣れているんだよ。

 

作詞も、『言葉を使った表現』だから

メロディーから作るよりは、ハードルが高くないんだ。

 

作詞の詳しいやり方については、こっちの記事を読んでみてね!

歌詞の書き方・作り方のコツと方法、初心者でも書ける作詞のやり方

コード進行から作るのがおすすめの理由

さっきも言ったけど、コード進行っていうのは

曲の土台となる部分なんだよね。

コード進行によって、曲の雰囲気が決まるからね。

 

まったくゼロの状態から

「さぁ!作詞作曲をしてください!」

って言われるよりも、先にコード進行を決めてしまった方が

絶対に楽に曲作りができる。

 

だから、曲作り初心者の人には

まずはコード進行から曲を作る事をおすすめするよ!

 

「コード進行、そんなにたくさん知らない…。」

っていう人は、自分の好きな曲のコード進行を借りてこよう。

「そんな事していいの!?盗作にならないの…?」

って思うかもしれないけど、大丈夫です。笑

 

むしろ

「この曲のコード進行、あの曲と同じにしてみよう!」

っていう感じで曲を作るのも、全然普通の事なんだ。

コード進行っていうのは、ある程度のパターンが決まっている。

同じコード進行の曲って、実は世の中にたくさんある。

だから、何も気にする事はないんだよ。

 

コード進行のパターンを簡単に増やしたいと思うなら

Yahoo!やGoogleで

「〇〇(好きな曲) コード進行」

で検索してみよう!

有名な曲ならば、すぐにコード進行が出てくるよ。

曲作りの順番に絶対的な正解はない

今まで紹介した通り、曲作りには色んな作り方があって

「この順番で作るのが正しい!」

っていう、絶対的な正解は存在しないんだ。

 

僕の周りのミュージシャン友達も

「俺は絶対に歌詞からじゃないと…!」

っていう人もいれば

「私はコードから作るなぁ。」

っていう人もいるんだ。

人それぞれ、作り方は違うのはもちろんだけど

曲によって、作る順番を変える人だっているんだよ。

 

だからあなたも、色んな作り方にチャレンジして

自分に合った、曲作りのやり方を探してみてね!

いつもと違う作り方をすると、曲調も変わってくるし

新鮮な気持ちで、曲作りをする事もできるよ。

まとめ

今回は

曲作りの順番と、それぞれのメリット・デメリットに

ついての話だったけど、どうだったかなー?

 

今回の話を簡単にまとめると

 

・曲作りには、4つのパターンがある

・歌詞から先に作っていくを方法を「詞先」と呼ぶ

・詞先のメリットは、字数の制限なしで歌詞が書ける事

・詞先のデメリットは、歌詞に後からメロディーを乗せるのが難しい事

・詞先で作る場合、歌詞が長くなりがち

・メロディーから先に作っていく方法を「曲先」と呼ぶ

・曲先のメリットは、歌詞に縛られる事なく、自由にメロディーを作れる事

・曲先のデメリットは、メロディーに歌詞の文字数を合わせる事が難しい事

・曲の伴奏である、コード進行から作る方法もある

・コード進行から作るメリットは、最初から曲の方向性を、ある程度決める事ができる事

・コード進行から作るデメリットは、知ってるコード進行が少ないと、作る曲がマンネリ化する事

・コード進行から作る場合、ギターやピアノが弾ける事が前提

・楽器が弾けない人でも、スマホのアプリや、DTM(パソコンを使った音楽制作)で、コードを鳴らす事ができる

・歌詞とメロディー、伴奏を頭の中でイメージして、すべて同時に作るというやり方もある

・すべて同時に作るメリットは、歌詞、メロディー、伴奏のまとまりがある事と、イメージ通りの曲が作れる事

・すべて同時に作るデメリットは、ある程度、曲作りの経験がないと難しい、イメージがないと曲が完成しない

・曲作り初心者は、詞先か、コード進行から作るのがおすすめ

・曲作り初心者に詞先がおすすめな理由は、『言葉を使った表現』に慣れているから

・曲作り初心者にコード進行から作るのがおすすめな理由は、先にコード進行を決めた方が、曲作りが楽になるから

・コード進行をたくさん知らないのならば、自分の好きな曲のコード進行を借りてくる

・曲作りの順番に絶対的な正解はない

 

って事だったよね。

 

ここまで読んでもらって、分かったと思うけど

曲作りには、色んな作り方があるんだよね。

しかも、どの作り方が正解っていう答えもないから

どんな風に作るかは、作り手次第なんだ。

 

あなたは、どんな作り方を選ぶかな?

 

僕から1つアドバイスをさせてもらうのならば

あんまり考えすぎないで、自然な気持ちで作るのがいいと思うよ!

その方が、曲作りが楽しいからね。

 

この記事を読んでくれた人の中には

「曲作りについて、もっと詳しく学びたい!」

って人もいると思うんだ。

 

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それじゃ

今日はこの辺で!

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

 

飯田 正樹

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