こんにちは!
シンガーソングライターの飯田正樹です。
Twitter @mizu_mizuchan
「曲ってどうやって作るの?」
よく聞かれる。
そして僕が音楽を始めたばかりの頃もそう思ってた。
僕は16、7歳くらいでギターを弾きはじめたんだけど、最初は自分の好きなアーティストの曲をコピーしてた。
でも、段々とコピーばっかりじゃつまらなくなってきて。
自分のオリジナル曲を作ってみたくなったんだよね。
でも
「ギターはなんとなく弾けるようになってきたけど、曲なんてどうやって作ればいいの・・・?」
どこからどう始めたらいいか、まったく分からなくて。
ましてや、楽譜の読み書きもできないしさ。
…あ、これは今もだけど。笑
「こんな事を歌いたい」ってのはあったから、ノートを買ってきて、そこに歌詞だけ書いてたんだよね。
なんとなく曲調とかイメージしてさ。
その歌詞を眺めながら、自分が知ってるコード(和音)で、イメージに近い雰囲気のコードを弾いてた。
そんな事を何日かやってたら、メロディーが浮かんできたんだ。
「曲作りってこういう感覚なんだ!」
って事を初めて知った瞬間だった。
それから何日もかけて完成した、世界に1つだけの自分の曲。
感動するよね。やっぱり。笑
1曲目が出来てからは、曲を作るのが楽しくなって、たくさん曲を書いたよ。
今日は
楽譜の読み書きができないシンガーソングライターが教える
作曲のために必要な3つの事
って話をしていこうと思います!
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音楽をたくさん聞く
僕がはじめて曲を作ったのは17歳くらいの時だと思うんだけど
その時できた曲って「飯田正樹が聞いてきた17年分の人生経験と音楽」の影響で出来てると思うのね。
僕はそもそも音楽に興味なかった子供だったから、聞いてきた音楽の幅が狭いわけ。
じゃ人生経験が豊富だったかどうかって言うと、別にそういうわけでもないんだけど。笑
作曲をする時
今までどれだけの音楽を自分の中に取り入れてきたか
って事が結構重要だったりする。
作曲はイメージの表現。
絵を描くみたいな感じだと思うんだけど
その絵を描くための絵の具が「今まで自分が聞いてきた音楽」だと思うんだよね。
僕は自分の聞いてきた音楽の幅が狭いって気付いてから、給料日になると中古CD屋さんで大量にCDを買ってきて聞いてた。
インターネットを使って、自分の好きなアーティストが影響を受けたアーティストを調べたりしてね。
自分が好きそうな音楽も、今まで自分が聞いた事ないような音楽も、たくさん聞いたよ。
相変わらず、音楽の理論とか楽譜の読み書きはできないまま、そんな事ばかりしてたなぁ。
さっきの例え話で話を進めると
こうやって色んな音楽を自分の中に取り入れると、絵の具の種類が増えるんだよね。
赤い絵の具がほしいなと思えば、その色の音楽をたくさん聞くとか。
青が好きなら、たくさん青い絵の具を揃えてもいい。
でも、同じ青は青でも、こっちは淡い青でこっちは濃い青。とかさ。
絵の具の種類が増えれば増えるほど、描ける絵のバリエーションも増えるでしょ?
赤と青を混ぜると紫になるのか!とか。
曲作りもこれとまったく一緒。
自分の中に色んな音楽を取り入れる事で、色んな曲を作れるようになる。
好きな音楽同士を組み合わせるってのもいいよね。
ロックとダンスミュージック、ファンクとポップスとかさ。
1番最初に曲を作る時は、鉛筆しか持ってないくらいの状態だと思えばいい。
鉛筆でも絵は描けるでしょ?
だから大丈夫!
少しずつ絵の具を増やしていけばいい。
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歌詞を書いてみる
曲作りの手順って、人によって違うし、正解もない。
・コード進行を決めてから、メロディーを考える。
・ギターやピアノのフレーズから作っていく。
・パソコンの作曲ソフトを使って作る。
・歌詞と同時にメロディーを考える。
他にもいくらでも作り方はあるけど
初めて作曲するって人には
テーマを決めて歌詞から書いてみる
って方法をおすすめする!
この方法なら、音楽的な知識がほとんどなくてもできるからね。
まずは自分が歌いたい事、感じた事を文章にする。
いきなり「作曲!」ってなると難しそうだけど、これならできそうな気がするでしょ?
冒頭でも書いたけど、僕もこの方法で作曲を始めた。
曲を作る時、最初に
テーマを決める
って事が大事。
テーマが決まってれば、曲調とか、曲全体のイメージとか浮かびやすくなるからね。
自分が歌いたい事がなんなのか分からなかったら、自分の体験した事、感じてる事を歌詞のテーマにすればいい。
切ない片思いをテーマに書いてもいいし、大切な恋人への想いを書いてもいい。
人生についてとか、誰もが悩むような事をテーマにするのもいいと思う。
だけど
別にドラマチックな話じゃなくても全然良い。
もっと身近な事でも、なんでも良いんだよ。
例えば
・今日で3連休が終わってしまう。会社に行きたくない。
・好き勝手に酔っ払って、元カノを思い出してる俺は情けない人間だ。
とか。
「そんなのでいいの!?」
って思うかもしれないけど、いいんだよ。
これ、実際に僕が曲作りに使ったテーマなんだ。笑
まずはテーマはなんでもいいから、歌詞を書いてみよう!
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作曲=イメージの表現
曲って目に見えないじゃない?当たり前だけど。笑
それをどうやって完成させるのかって事なんだけどさ。
さっきの絵の具の話の時にも書いたけど、僕は曲作りって言うのは、感性によるイメージの表現だと思っていて。
「この曲の世界観はこんな感じ」
っていう、作曲者の頭の中にあるイメージを
メロディー、コード進行、楽器のフレーズなんかを使って表現する事だと思うんだよね。
って言っても、難しく考えなくて大丈夫。
歌詞を見て、なんとなくでいいから歌ってみるとか、楽器が弾けるなら弾いてみる。
それをスマホのボイスメモとかに入れておく。
最初は鼻歌を歌うくらいの感覚で良いんだよ。
たとえば
「雪が降り積もる冬の夜、大好な君は何をしてるんだろう?誰といるんだろう?」
って感じの曲を作ってたとするじゃない。
まぁ…よくありそうなテーマで申し訳ないけど。笑
”雪が降り積もる冬の夜”
って事は寒いわけだよね。
そしたら、自分が「冷たい」と感じるメロディーとか、コードを考えてみる。
“大好きな君は何をしてるんだろう?誰といるんだろう?”
ここで言う「君」はきっと恋人じゃないよね。会いたくてもすぐに会えないような関係かな。切ない感じだよね。
そう思ったら、自分が「切ない」と感じるメロディー、フレーズを付けていく。
具体的にどんなコードとか、どんなメロディーってのはないよ。
それがどんなものなのかは
その曲を作る人間の感性で選ぶしかないんだよ。
作曲者が「こうだ!」って思うものが正解。
同じテーマで曲を作っても、僕が作るのとあなたが作るのでは全然違う曲になる。
それは持ってるイメージ、感性が違うからなんだよね。
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まとめ
曲をはじめて作る人におすすめするのは
・色んな音楽を聞いて、自分の中に取り込む。
・テーマを決めて、歌詞を書いてみる。
・イメージからメロディーを思い浮かべてみる。
この3つ。
曲を作るためには音楽的な知識がほとんどなくても作れるって事。
曲を作るのって、やってみたら思ってるほど難しい事じゃないんだよ。必要以上に難しく思っちゃうだけで。
・・・こんな事を書くと、ちゃんとした作曲家の人たちに怒られそうだけど。笑
でもさ。本来、音楽っていうのは自由なもののはずだ。
理詰めで作るのもいいけど、こうやって肩の力を抜いて気楽に作るのも、音楽の作り方の1つの形だと思う。
未だにほとんど理論を知らない僕でも曲は作れるし、聞いてくれた人が共感してくれたり、感動してくれる事だってある。
音楽にはインスピレーションが1番大事だよ。
なんて
ちょっとカッコ良い事を言って、今回は閉めようかと思います。笑
最後まで読んでくれてありがとうございました!
飯田正樹