歌詞に言いたい事は書くな!?人に共感される作詞のコツ

こんにちは!

シンガーソングライターの飯田正樹です。

Twitter @mizu_mizuchan

せっかく書いた歌詞、どうせなら人に共感してもらいたいよね?

でもね

あなたが言いたい事を書いてちゃダメなんだよ。

「え?なんで!?」

ってなるよね。

僕もそう思ったよ。笑

 

これは僕が昔通ってた、ボイストレーニングの先生に言われた言葉なんだ。

「飯田くんさ。飯田くんの歌詞は自分目線のものが多いよね?

でも、それじゃ共感されないよ。自分が言いたい事を書いてちゃダメだよ。」

ってね。

 

その時は意味が分からなかったけど、今なら分かる。

 

今日は

人に共感される作詞のコツについて、話していこうと思うよ!

[ad#ad1]

どんな人に共感されたいのか考える

人に共感されたい歌詞を書く時、すごく大事な事は

「どんな人に共感されたいのか?」

って事なんだ。

 

「それってどういう事?」

って思うかもしれないけど

要は

ターゲットを決めなさい

って事ね。

 

たとえば

「青春まっさかりの女子高生が共感する曲」

「社会に疲れ果てたサラリーマンが共感する曲」

じゃ、まったく違うじゃない?

 

どういう人に聞いてもらいたいか

それを考える事で、書く詩のテーマも、言葉選びも変わってくるよね。

 

 

だから、さっき言ったみたいに「ターゲットを決めなさい」って事なんだよ。

どんな人に共感してもらいたいか。

それを考えるだけで、共感される歌詞を書きやすくなると思うよ。

[ad#ad1]

言いたい事を言ってあげる

共感される歌詞ってどういう歌詞かって言うとさ

曲を聞いてて

「あ、この歌詞って私の気持ちそのもの!」

とか

「この曲、今の自分みたい。今、あの人は何してるかなぁ。会いたいなぁ。」

とかさ。

 

つまり

聞いてる人の気持ちを代弁してるのが、共感される歌詞って事だよね。

 

もちろん、自分がどう思うかって事も大事なんだけど

「失恋したら、こんな気持ちになるな。」

とか、聞き手側の気持ちを考えて作詞すると良いと思う。

 

例えばさ

すごく落ち込んでて「今は沈んだ気持ちでいたい」って時に

「元気出せよ!どうしたどうした!!諦めんなよ!前を向けよ!!(松岡修三さん風。僕、誕生日が一緒なんだ。笑)」

とか言われても、まったく心に響かないじゃない?

そういう時は、落ち込んだ自分を肯定してもらいたいもんだと思うんだ。

 

って事で

落ち込んだ時におすすめの鬱な曲をまとめた記事があるから、よかったら読んでみて!ちょっと暗いけど。笑

落ち込んだ時にあえて聴く!おすすめの鬱な曲

[ad#ad1]

自分1割、聞き手9割

最初に

自分の言いたい事を書いちゃダメ

って話をしたよね?

 

それを簡単な例え話で説明するとね。

あなたが個人経営の創作料理のお店をやってるとしてさ。(ちゃんと作詞の話に繋がりますよ。笑)

あなたはイタリアンが得意で、パスタとかピザとか、イタリアン系のメニューばっかり用意してたとするじゃない?

でも、そのお店にくるお客さんが

「う~ん。これも悪くないけど、和風の料理が食べたいなぁ。」

ってなったとする。

その時

「いやいや、俺はイタリアンが得意だから!ほら!こっちはどうです?おいしいパスタでしょ!?」

ってやってたら、そのお客さんはもうお店に来なくなるよね?

 

作詞もこれとまったく同じなんだよ。

自分が何を書きたいかより、聞く人がどういう歌詞を聞きたいか

って事が大事なんだ。

お客さんのニーズに合わせて、自分の中にある引き出しから、最適なものを提供する。

そうすれば共感されるよって事。

 

もちろんね

「ウチはこのやり方でやってるから。」

って、ポリシー持つのも大事だとは思うけど

それじゃ共感はされにくいよね。

 

さっきの創作料理のお店の話で言うなら

「和風が好きんですね!じゃあ和風のパスタ作ってみますよ!好きな具材があったら言ってくださいね。」

が正解だと僕は思う。

お客さんの欲しいものが9割で、自分の主張なんて1割くらいでいいんだよ。

「たったの1割でいいの?それじゃ個性が…。」

って思うかもしれないけど

その「たったの1割」の中に、あなたにしかない個性が十分詰まってると思う。

 

その自分にしかない個性を届けるためにも、好きになってもらうためにも

自分1割、聞き手9割

ってのは大事なんじゃないかな。

[ad#ad1]

まとめ

今回は

共感される歌詞を書くコツについてだったけど、どうだったかな?

 

簡単にまとめてみると

 

・どんな人に共感してほしいのか、ターゲットを決める。

・聞いてる人の気持ちを代弁してる歌詞が、共感される歌詞。

・自分が何を書きたいかより、聞いてくれる人がどんな歌詞を求めているかを考える。

・お客さんの欲しいものが9割、自分の主張は1割くらいで十分。

 

って事だったよね。

 

共感される歌詞がすべてじゃないと思うし

自分の性格、体験からしか書けないような歌詞を追求するのも、それはそれでありだと思う。

 

でも、やっぱり聞き手を意識する事は大事な気がするな。

お客さんあってのミュージシャンだと思うし、届かなかったら意味がないからね。

 

とか偉そうな事を言ってるけど、僕もそれに気付けたのはここ数年だから。笑

 

歌詞の書き方については、こっちの記事でも書いてるから、良かったら読んでみて!

作詞初心者でも必ず書けるようになる!歌詞の書き方のコツとテクニック

 

 

今日はこの辺で!

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

飯田正樹

 

全13話の動画レッスンをプレゼント

関連ページ

全13話の動画レッスンをプレゼント